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日の丸半導体

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日経平均が38,915円の史上最高値をつけた1989年12月29日から徐々にバブルの崩壊が始まり、後に失われた30年と呼ばれた本格的なバブル崩壊は1991年から1993年にかけて起きた地価の急落から始まりました。1985年9月に締結されたプラザ合意で日本がアメリカに締め付けられた結果、半導体等の日本の企業が滅んだという声も一部では聞こえますが、決してそうではありません。

 

確かに日本の半導体がダンピング規制をかけられ、結果として台湾や韓国が半導体強国になりましたからそう見えるのも止むを得ません。でも半導体の設計においてはアメリカが依然強国であり、日本が半導体素材・半導体製造装置の強国であることに変わりはありません。あくまでも台湾は製造委託であるファウンドリの強国であり、韓国も半導体メモリの強国であるだけであり、顧客はアメリカと日本なのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1⃣ バブル崩壊

 

 

今月は日経平均が史上初めて4万円を突破し、第2のバブルではないかと株を知らない一部の素人が騒いでいますが、それは全く違います。バブル当時は山手線内の地価でアメリカ全土が買えたというとんでもない大きなバブルだった訳で、当時のPERは60.9倍、PBRも5.6倍でした。現在のPERは16.1倍、PBRは1.45倍に過ぎませんし、1株利益も当時の638円が現在は2,376円ですから、企業の稼ぐ力は格段に大きくなっています。

 

この30年で時価総額も日本がたった1.5倍しか増えていないのにアメリカは20倍になっています。今はバブル期と真逆の状態でマイクロソフト・エヌビディア・メタプラットフォームズ3社の時価総額で東証プライム市場企業全1655社が買えてしまうのです。かと言って米市場がバブルかと言えばそうではなく、日本が足踏みしていただけなのです。今の日本は景況感が改善し、製造業の国内回帰、半導体中心に新工場の建設ラッシュが始まっています。

 

 

 

 

 

 

 

2⃣ 半導体新工場建設ラッシュ

 

 

日本各地で半導体新工場建設ラッシュが始まっていますが、凄いのはその建設スピードの速さです。例えば熊本県に建設中のTSMC(台湾)の工場は2年前に計画が始まり、既に工場は完成しています。24時間休まず3交代で建設したからで、TSMCと日本政府の力の入れようが違います。年内には稼働予定であり、北海道千歳市に建設中のラピダスの工場も来年には稼働予定です。他にも下図のように全国で続々半導体関連工場が建設されています。

 

 

① 熊本県菊陽町:JASM(TSMC)第1工場(21万平方メートル)年内稼働予定

         協力会社(ソニーセミコンダクタソリューションズ・デンソー)

        :22/28nm・12/16nm半導体月産5.5万枚生産予定

                      :JASM(TSMC)第2工場建設予定

         協力会社(トヨタ自動車)

  日本の新設工場(東京エレクトロン・ソニーグループ・日本ピラー工業・ローツェ等)

  芦北町ではテラプローブ、それ以外でも日本と台湾の半導体関連企業の進出計画が多数

 

 

② 北海道千歳市:ラピダス(2025年1月完成予定)

         協力会社(IBM・テンストレンド)

 

 

日本の主な半導体工場

 

 

 

 

 

 

 

3⃣ 半導体を制するものが世界を制す

 

 

今は日本に全世界の半導体企業が進出しようとしていますが、そうさせたのは中国とロシアです。田中角栄による1972年の日中国交正常化時期は、中国のGDPは日本の1/3程度でした。1978年当時世界で一番勢いのあった日本に訪日した鄧小平が新幹線に乗り、松下電器等の一流企業を視察して科学技術の発展ぶりに驚いて、私どもは偉大な日本人民に学びたいと話し、日本企業の中国進出を要請しました。

 

とはいうものの本音は全く別で、中国共産党内では韜光養晦(才能を隠して、内に力を蓄える)という考えで、日本に追いつくまでは先生と崇め、追いついたら突き放すといういかにも姑息な中国人らしい考えだったのです。それを実行完成させようとしたのが習近平で、失われた30年の日本をあざ笑うかように一時はアメリカさえも追い越す勢いでした。ここでまた過去の日本同様に出る杭を打ち付けたのがアメリカです。

 

米中摩擦で西側諸国に中国との取引規制を強化し、中国も一気に失われた30年に向かっています。衰退気味の中国は焦って半導体強国である台湾併合を画策しており、台湾有事が眼前に迫っています。またコロナやロシアのウクライナ侵略で半導体供給が完全にストップし、自動車も電気製品も全く製造できない事態にまでなり、台湾・韓国からアメリカ・日本・ドイツ等の西側諸国に重点を移そうとしている結果なのです。

 

 

 

 

 

 

 

4⃣ 感想

 

 

中国は人口も大きく減少していますし、不動産会社の倒産を容認する発表もしましたし、何よりアメリカの制裁が大きな打撃となり、今後は大きく衰退するしかなさそうです。要は習近平が発展を急ぎ過ぎたのと中国国民もバブル期の日本人並みに調子に乗った結果でしょう。結果的にアメリカと台湾が日本に半導体工場を建設することになった訳ですから、日本人としては万々歳です。問題は半導体の世界覇者台湾が日米欧(日本・アメリカ・ドイツ)に新しく生産拠点を作っていることです。

 

その点についてはTSMC会長自身があくまでも最先端の工場は台湾に置き、次に重要なのは日本になるだろうと言っていることです。何故ならばアベノミクスのお陰で日本の人件費が格段に安くなり、国際競争力が欧米とは比べ物にならないからです。台湾にしても安く作れる日本で多く作りたいだろうし、何より同じ東アジアなので距離的にも情緒的にも熊本県は親和性が高いからです。それより何より、日本を世界一愛している国が台湾ですから、日・台・米の連合は世界最強と言えます。

 

ロシアもウクライナに侵攻したお陰で、周辺国のEU加盟が進み、プーチン様々状態です。かと言って中国はロシアとべったりではなく、仕方なく北朝鮮から弾薬を貰ったりしています。お陰で独裁国家が明確に炙り出された訳で、中国の一帯一路計画ももう不可能な状況です。日本は失われた30年というしゃがみ込みでこれから立つという段階になっています。もう米欧が日本叩きすることも無いだろうし、それ程のパワーはありません。AI半導体・システム半導体で日本の再興開始です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【その他の情報】

 

 

1⃣ 欅坂/日向坂/櫻坂/乃木坂/カラバト/推しメン女優等スケジュール

 

 

3/11(月) 佐々木久・松田好花・金村美玖・正源司がネプリーグに出演(19時~)

3/11(月) 齊藤京子MCのキョコロヒー放送(23時45分~)

3/12(火) 北野日奈子が踊る!さんま御殿に出演(20時~)

3/13(水) 渡辺莉奈表紙『B.L.T.中学卒業』、山﨑天表紙『高校卒業』発売日

3/13(水) 齊藤京子が4日連続のSPドラマ/恋愛戦略会議に出演(23時、~16日)

3/13(水) 上村ひなの・平岡海月がくりぃむなんたらに出演(23時55分~)

3/14(木) 武元唯衣が秘密のケンミンSHOW極!に出演(21時~)

3/15(金) 長濱ねる出演のドラマ/院内警察最終話放送(21時~)

3/16(土) 加藤史帆出演のドラマ/これから配信はじめます放送(0時52分~) 

3/16(土) 長濱ねるMCのBIBLIOTHECA THE WEEKEND LIBRARY放送(15時~)

3/16(土) 渡邉美穂が突撃カネオくんにゲスト出演(19時30分~)

3/16(土) 生田絵梨花MCの音楽番組Venue101放送(23時~)

3/17(日) 影山優佳司会のTrue Colors PECIAL LIVE(16時~)

3/27(水) 乃木坂46がナイナイミュージック拡大SPに出演(22時~)

3/29(金) 齊藤京子卒業記念特番/lemino/わたしには、まだ夢がある(12時~)

4/01(月) 長濱ねるがbis5月号表紙、与田祐希・筒井あやめ・金村美玖も掲載

4/05(金) 日向坂46齊藤京子卒業コンサートin横浜スタジアム開催予定

4/06(土) オールスター感謝祭'24春放送(18時30分~)

4/07(日) 高山一実がオールスター後夜祭'24春のMC出演(0時58分~)

4/08(金) 長濱ねる出演のドラマ/366日放送スタート(21時~)

4/10(水) 乃木坂46/35thシングル/チャンスは平等発売予定

4/10(水) 日向坂46/11thシングル/タイトル未定発売日変更だが日時未定

4/10(水) 生田絵梨花が1stEP/capriccosoでソロ歌手デビュー

4/12(金) 長濱ねる出演のドラマ/ウソ婚のBD・DVD-BOX発売

5/10(金) 高山一実原作のアニメ映画/トラペジウム公開初日

6/15(土) 櫻坂46が4周年アリーナツアーin東京ドーム開催(~15日)

 

 

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※今日は半導体の記事を書きましたが、日本の株はまだまだ安心して買えるということが言いたかっただけです。2年前に33万円で買った三菱重工は126万になっていますし、今年の初値が82万円でしたから、今年買ったとしても既に44万円儲かっています。ただ注意しなければならないのは新NISAの購入枠は翌年にならないと復活しませんからその点だけは要注意です。

 

※それと初めて挑戦した積立NISAですが、野村の世界半導体を月10万円申し込んだのですが、積立NISA預かりは8,300円程度しか買えておらず、残りは全部一般預かりになっています。それでも2か月で4万円ちょっと儲かっていますからいいとして、枠が余っている筈ですから別の商品を買おうと思っています。日本復活と株の上昇で日々ニコニコのカブログ君です。


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