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Channel: カブログ君の音楽と旅
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たゆたうを読んで

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昨日で『たゆたう』特装版を読み終えましたが、登場人物を中心に感想を纏めてみました。主な内容は連載中の『ダ・ヴィンチ』で読んでいましたが加筆修正が多く、西加奈子・尾崎世界観等との対談もありますので、全く新しい本を読むような新鮮な気持ちで読めました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1⃣ 西加奈子(46)

 

 

テヘラン生まれでカイロ・大阪育ちの直木賞作家、主な作品に『ふくわらい』・『おまじない』・『漁港の肉子ちゃん』・『くもをさがす』等がある。長濱ねるが人生の師として尊敬しており、図書館司書の資格をとりつつ、エッセイ・小説・児童書等の作品を世に出す予定の長濱ねるにとって欠かせない作家である。また長濱ねるの父親も絵本作家を目指しており、『絵本 きいろいゾウ』・『めだまとやぎ』・『きみはうみ』等の絵本も世に出している西加奈子は親子で教えを請いたい大切な作家です。

 

 

(1)冒頭の文:イガラシダイ

 

本書にもその名が登場するように、長濱ねるにとって西加奈子という存在は特別なものだ。幼いころからその作品を読み、何度も救われてきた。そして今、敬愛すべき作家と同じ「書き手」になった長濱は何を思うのか、2人の作家が考える、「書くこと」と「読むこと」の奥底にあるものとは。

 

 

(2)特別対談Ⅰ:本と共に生きる

 

帯文:大切な瞬間のことを大切に心にしまっておけるねるさんを、私は信頼しています

 

 

(3)感想

 

表面上は極端な気にしぃで、自己肯定感の低い長濱ねるにエールを送る為に西加奈子は「私は長濱ねるを信頼しています」という言葉を送ったのでしょう。実際にネットで「西加奈子さんが信頼するという長濱ねるの本を買おうと思っています」というコメントを見ました。一番の目的はSHOWROOM事件に対してだろうとは思いますが、長濱ねるにとって一番有難い言葉なのだと思います。

 

 

 

 

 

 

2⃣ 尾崎世界観(38)

 

 

尾崎世界観はロックバンド・クリープハイプのボーカル&ギターであり、作詞作曲担当、小説家でもある。2012年にクリープハイプとしてメジャーデビュー、2016年には半自伝的な小説『祐介』で小説家デビューもし、2020年には『面影』で芥川賞候補になった。

 

 

(1)冒頭の文:吉田大助

 

長濱が芸能界復帰を果たした「セブンルール」で同期としてメンバーに加わったのが、クリープハイプ・尾崎世界観だ。『ダ・ヴィンチ』ではエッセイの先輩でもある尾崎から見た、長濱が書く文章の魅力とは。そして2人にとって、タレントやアーティスト活動を続ける中で「書く」ことへの思いとは。語り合ってもらった。

 

 

(2)特別対談Ⅱ:「書く」ということ

 

帯文:読みやすいとも言えるし、隙がないとも言える、不思議で魅力的な文体

 

 

(3)感想

 

長濱ねると一緒に「セブンルール」のMCに就任した3年前、気になって尾崎世界観の動画を調べたことがありました。芥川賞候補になるくらいですから、相当癖も強く長濱ねるのことが心配になるくらいでした。ところがいざ放送が始まりましたら、他の3人のMCがそれ以上に癖のある大先輩ばかりでしたので、長濱ねるはマスコット、尾崎世界観は弄られ役のような立場になっていました。長濱ねるも調子に乗って一緒に尾崎世界観を弄っていましたから、今回の対談メンバーに選んだことに驚きました。要は自分のことをよく知っていて、同じ目線で対談できる相手として尾崎世界観が一番適任だったということのようです。

 

尾崎世界観は年齢こそ少し離れていますが、同じエンターテインメントの世界で活動しており、しかも文筆家としての顔も持ちますから、これ以上ない最適の対談相手だったようです。「セブンルール」のMC5人はいまでも交流があるようで、つい最近も飲みに行って酒でべろんべろんに酔ったそうです。他の3人はタレントYOU・芥川賞作家本谷有希子・俳優青木崇高という錚々たる面々ですから、尾崎世界観が弄られキャラになるのも致し方ありません。そんな5人はまた「セブンルール」の復活を切望しているようですし、その可能性は十分ありそうです。長濱ねるは尾崎世界観を「アニキ!」と呼んでいて、驚きです。

 

尾崎世界観も長濱ねるとの対談では他の3人がいないので『たゆたう』の内容について弄っていますし、お互いに弄り合える兄妹のような感じになっていました。他の諸先輩に比べて近しいだけに尾崎世界観のアドバイスは有難いようで、特に「表現とは外に繋がることではなく、内に向かうこと」というアドバイスに感銘を受けたようで、これからの長濱作品のテイストも変わりそうです。尾崎世界観は「『フィクション』という文章はもう短編小説で、ぞくぞくしました」と書いていて、長濱ねるにとって有難い評論家のようです。帯文にある「読みやすいとも言えるし、隙がないとも言える、不思議で魅力的な文体」が評価です。

 

 

 

 

 

 

 

3⃣ 川戸崇央

 

 

長濱ねるは「セブンルール」で芸能界に復帰した際に、自身の夢である執筆活動を愛読していた『ダ・ヴィンチ』でやりたいと強く希望した。その夢が叶って「夕暮れの昼寝」というエッセイ連載が決まったのだが、その時編集担当になったのが『ダ・ヴィンチ』編集長川戸崇央だった。主な担当書籍に紗倉まな・DAOKO・高山一実・弘中綾香等がいる。

 

 

(1)冒頭の文:イガラシダイ

 

2020年9月に『ダ・ヴィンチ』誌上でスタートした、長濱ねるの連載エッセイ「夕暮れの昼寝」。その担当編集として3年間並走してきたのが、当誌編集長でもある川戸崇央だ。川戸の目から見た長濱ねるの文章、そして長濱ねるはどのように変化してきたのか。エッセイの書籍化を記念し、この3年間を振り返る。

 

 

(2)特別対談Ⅲ:書き終えたあとに思うこと

 

長濱さんはエッセイで嘘をつかないから、原稿をまっすぐに受け止めようとして、いつも長文で返していました。僕は「書く人」が好きで、しかも長濱さんは人の真似をしないから、いつも読みたくなるのです。

 

 

(3)感想

 

打ち合わせの時に「長濱さんは文章は上手くないが読みたくなる。中には文章は上手いけど読みたいと思わない人もいるんです」と言われて、それからは割り切って書けるようになったようです。尾崎世界観には書籍を出さないと言っていたから結果的に嘘をついたが、「出来ない自分」を認められたし、これからまだまだ書きたいと思えたから、その証として現在地に杭を打っておきたかったと言っています。文筆家長濱ねる誕生の瞬間でもありました。川戸さんも「一緒に走っていくので、今後もよろしくお願いします」と言っていますから、まだまだ連載は続きそうでほっとしています。

 

 

 

 

 

 

 

4⃣ SHOWROOM騒動

 

 

長濱ねるにとっての一番大きなトラウマは菅井友香のSHOWROOMで起こったイジメ疑惑騒動のようです。私も最初見た時は言葉を失って、暫くブログを書けなかった記憶があります。ところがその後分かったことだが、長濱ねるは忙しいので一旦断っていたと知った。その頃の長濱ねるは欅坂46とけやき坂46という2つのアイドルグループを兼任しており、ライブのツアーも決まっていて忙しかった。しかも口外できない1st写真集『ここから』の撮影も決まってウキウキの時でもあった。当然、ダイエットもしていたし、何より自分の希望が叶って大好きな故郷長崎と五島で撮影することになっていたから猶更だ。

 

菅井友香としては人気の長濱ねるにどうしても一緒にやって欲しかったようで、断られても当時長濱ねると仲が良かった斎藤冬優花も出るからと再度声をかけた。キャプテンにそこまでされて女子高生だった長濱ねるは軽い弄りをしようと思ったようだ。他の場面でも長濱ねるが菅井友香を弄っている動画があったから軽いノリだったのだろう。そういう裏事情を知ってからあの動画を見直したら、仲のいい女子高生がよくやりそうな内容だって正直拍子抜けした。それまでのおしとやかなイメージがあったから騒ぎになったのだろう。

 

でも『たゆたう』の中では何度も死のうと思ったようだ。普通に考えてそんな大げさな話ではないと思うが、ネットにトリミングされて残り続けるデジタルタトゥーの怖さは経験した者でないと分からないのかもしれないし、長濱ねるが芸能界を辞めようと思った一番の原因だったのかもしれない。当時は運営からスルーするように言われ、菅井友香にも直接謝っていたらしい。その対応は普通だと思うが、何故か長濱ねるには粘着質のアンチが多く6年経った今でもたまに見かける。本人は今回謝罪しているが、それでいいのだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5⃣ その他の登場人物

 

 

最初に出てきたのが唯一無二の親友おーしゃんで、長崎西高時代からの心の友だ。というより、長濱ねるを追って東京の大学に進学し、就職も東京でしたというマネージャーレベルの人物だ。

最近結婚したと思うが、芸能人以外の貴重な大親友だ。次に登場するのは転校した八雲学園高校時代の友人にっしーだ。3番目が80代前半おばあさんで、東京見物やヨーロッパもしている元気なおばあさんだ。孫の活躍が楽しみなようで、また稼いでどこか連れてってくれという陽気なおばあさんだ。

 

おばあさんも両親やお姉さんと同じように学校の先生をしていたらしいから根っからの教育一家だ。因みに今回の『たゆたう』で初めて知ったが、おじいさんは既に亡くなっているようです。芸能人ではアイスランド絡みでふかわりょうの名前も載っています。もう一人の親友上白石萌歌の名前は無かったが、最近行った海外旅行でおーしゃんと上白石萌歌のお土産を買ったとSNSで書いていたから親友は2人なのでしょう。家族の仲が良くて学生時代と芸能界に親友がいれば十分でしょう。

 

 

 

 

 

 

 

6⃣ 感想

 

 

芸能界に残り、俳優業・タレント業・執筆業等をやるのは決まったようですから、これからは一段と迷いなく仕事ができると思います。故郷長崎と東京を拠点に自分のやりたいことをこれからも続けて行けそうです。トラウマになっていたこともきちんと謝罪し、アンチの方にも『たゆたう』を見て欲しいと言っていますから、立ち読みでもいいので是非見て下さい。長濱ねるのトークショーが6月18日に東京で開催されましたが、女性ファンが多かったようです。やはり、女性に人気が無いと年齢を重ねた時に苦しいですから、老若男女問わず好かれる長濱ねるであって欲しいと思います。

 

Instagramフォロワー数も25才の誕生日に100万人を突破し、演技・本・タレント業共に充実している長濱ねるの益々の活躍を期待したいと思います。占い師の星ひとみも来年はもっと大きい仕事が入って、その結果春以降に賞を取るとまで予言していましたから正夢にして欲しいと思います。人気タレントにアンチはつきものですから、あまり気にせず、自分の信じた道をまっすぐどこまでも突き進んで欲しいと思います。特に同年代の女性は憧れの存在として注目しているでしょうから、自分の頑張りが人を幸せにし、結果的に世界平和になるくらいの気持ちでいいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【その他の情報】

 

 

1⃣ 欅坂/日向坂/櫻坂/乃木坂/カラバト/STU/AKB-G等スケジュール

 

 

 9/09(土) 松村沙友理がるてんのんてるに出演(0時30分~)

 9/09(土) 長濱ねるMCのBIBLIOTHECA THE WEEKEND LIBRARY放送(15時~)

 9/09(土) 松村沙友理がバレーボールLOVERsに出演(16時5分~)

 9/09(土) 松村沙友理があさこ梨乃の5万円旅に出演(18時30分~)

 9/09(土) 生田絵梨花MCの番組Venue101放送(23時~)

 9/10(日) 田村保乃が逃走中~ハンターと強欲の王~に出演(19時~)

 9/11(月) 松村沙友理がネプリーグにゲスト出演(19時~)

 9/11(月) 河田陽菜が趣味どきっ! 会いに行きたい仏さまに出演(21時30分~)

 9/11(月) 齊藤京子MCのキョコロヒー放送(23時45分~)

 9/12(火) 上村ひなの1st写真集/そのままで発売予定

 9/12(火) 遠藤さくらが朝ドラ/らんまんに出演(8時~)

 9/12(火) 上村ひなのが神業チャレンジのスタジオに出演(19時~)

 9/12(火) 長濱ねるがヒロイン役の火曜日連ドラ/ウソ婚第10話放送(23時~)

 9/14(木) 若月佑美出演のNETFLIX映画/赤ずきん旅の途中で死体と出会う放送

 9/15(金) 松田好花が春日ロケーションにゲスト出演(1時9分~)

 9/19(火) 伊藤万理華主演の連ドラ/日常の絶景放送開始(0時30分~)

 9/23(土) 長崎市出島メッセで長濱ねるトークショー開始(14時~)

10/01(日) 山下美月出演の日曜劇場/下克上球児初回放送スタート(21時~)

10/17(日) 僕が見たかった青空の冠番組/僕青企画(仮)放送開始予定

10/21(土) 齊藤京子主演のドラマ/泥濘の食卓放送スタート(23時30分~)

10/25(水) 齋藤飛鳥出演のドラマ/マイホームヒーロー放送開始(1時28分~)

11/01(水) 瀧野由美子卒業センターSTU48/10thシングル発売日

11/03(金) 瀧野由美子卒業コンサートin広島グリーンアリーナ開催 

11/04(土) 乃木坂46がバズリズムライブ2023に出演

11/11(土) 土生瑞穂が3rd YEAR ANNIVERSARY LIVEをもって櫻坂46を卒業

11/22(水) 日向坂46がMTV-MAJ2023に出演(16時30分~)

 

 

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※『ダ・ヴィンチ』10月号はTSUTAYAで長濱ねる表紙版を買ったので、同じ雑誌が2冊になりました。『ダ・ヴィンチ』を3年間買い続けたので本棚の余裕が無く、少し手間はかかるが、「夕暮れの昼寝」のみを抜き出して長濱ねるの表紙を付けて1冊に纏めようと思ってます。上には書かなかったが、『たゆたう』の中に「フィクション」というショッキングな短編が載っています。長濱ねる自身が経験したと考えるとぞっとしますが、小説家になるという気持ちは相当強そうだ。五島時代の記憶は鮮明に覚えていると書いていますから、私が一番期待している児童書「五島のねるちゃん」という児童書をぜひ書いて欲しい。


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