昨年6月14日に書いた『坂道Gタレントパワーランキング』の2023年度の数字が発表されましたので、前回との増減の比較をしてみました。パワースコア自体も大事ですが、それ以上にスコアを伸ばしていることが重要です。それはそのまま芸能界で着実に活躍できている証でもありますから、タレントの現在の勢いを表すものでもあります。7月19日に東京国際フォーラムでの卒業セレモニー開催が決まった4代目神推し影山優佳を中心に調べてみました。
1⃣ 坂道タレントのパワースコアランキング
上位者にパワースコアが減っている人数の方が多いが、これが坂道グループの勢いが無くなっている1つの証でもあるのでしょう。尚、パワースコアが同じ場合は増加数が多い方を上位にしています。
NO タレント(年齢) 2022年 2023年 増減
① 白石麻衣(30) 28.7 → 24.2 -4.1
② 西野七瀬(28) 23.4 → 20.2 -3.2
③ 平手友梨奈(21) 20.1 → 19.0 -1.1
④ 生田絵梨花(26) 20.0 → 17.9 -2.1
⑤ 齋藤飛鳥(24) 21.9 → 17.5 -4.4
⑥ 生駒里奈(27) 19.3 → 16.9 -2.4
⑦ 山下美月(23) 14.2 → 14.1 -0.1
⑧ 長濱ねる(24) 11.7 → 14.0 +1.6
⑨ 秋元真夏(29) 17.0 → 13.9 -3.1
⑩ 齊藤京子(25) 12.4 → 11.0 -1.4
⑪ 市來玲奈(27) 11.2 → 10.5 -0.7
⑫ 影山優佳(22) 5.5 → 10.4 +4.9
⑬ 松村沙友理(30) 9.4 → 10.2 +0.8
⑭ 与田祐希(23) 10.5 → 10.2 -0.3
⑮ 梅澤美波(24) 8.6 → 9.3 +0.7
⑯ 高山一実(29) 10.3 → 8.8 -1.5
⑰ 加藤史帆(25) 9.5 → 7.8 -1.7
⑱ 若月佑美(28) 6.8 → 7.7 +0.7
⑲ 小坂菜緒(20) 9.8 → 7.7 -2.1
⑳ 佐々木美玲(23) 10.4 → 7.6 -2.8
㉑ 山崎怜奈(25) 5.6 → 7.4 +1.8
㉒ 斎藤ちはる(26) 7.5 → 7.4 -0.1
㉓ 桜井玲香(29) 6.1 → 7.3 +1.2
㉔ 堀未央奈(26) 7.5 → 7.3 -0.2
㉕ 佐々木久美(27) 8.2 → 7.3 -0.9
㉖ 遠藤さくら(21) 10.2 → 7.2 -3.0
㉗ 久保史緒里(21) 5.4 → 7.1 +1.7
㉘ 深川麻衣(32) 6.2 → 7.1 +0.9
㉙ 金村美玖(20) 5.7 → 7.0 +1.3
㉚ 守屋麗奈(23) 4.0 → 6.8 +2.8
㉛ 田村保乃(24) 5.4 → 6.8 +1.4
㉜ 丹生明里(22) 6.9 → 6.8 -0.1
㉝ 渡邉美穂(23) 7.4 → 6.7 -0.7
㉞ 小林由依(23) 6.7 → 6.6 -0.1
㉟ 金川沙耶(21) 6.5
㊱ 松田里奈(23) 6.0 → 6.5 +0.5
㊲ 菅井友香(27) 8.0 → 6.4 -1.6
㊳ 土生瑞穂(25) 4.8 → 6.3 +1.5
㊴ 森田ひかる(21) 5.8 → 6.3 +0.5
㊵ 賀喜遥香(21) 6.6 → 6.3 -0.3
㊶ 高本彩花(24) 5.1 → 6.2 +1.1
㊷ 山﨑天(17) 6.0 → 6.2 +0.2
㊸ 渡邉理佐(24) 7.8 → 6.2 -1.6
㊹ 藤吉夏鈴(21) 4.3 → 6.1 +1.8
㊺ 新内眞衣(31) 5.6 → 6.1 +0.5
㊻ 筒井あやめ(18) 6.6 → 5.9 -0.7
㊼ 衛藤美彩(30) 6.0 → 5.7 -0.3
㊽ 伊藤万理華(27) 5.5 → 5.6 +0.1
2⃣ 増加スコアTOP10
顔ぶれを見るとやはり伸び盛りの若手現役アイドルが勢いがあるようです。そんな中でも影山優佳の活躍は頭1つも2つも抜けていて、まだまだこれからの伸びも期待できそうです。普通に考えてパワースコア10.0を越えてから芸能人の端くれでしょうから、早く多くのメンバーが越えて欲しいものです。
NO タレント(年齢) 増加スコア パワースコア
① 影山優佳(22) +4.9 10.4
② 守屋麗奈(23) +2.8 6.8
③ 山崎怜奈(25) +1.8 7.4
④ 藤吉夏鈴(21) +1.8 6.1
⑤ 久保史緒里(21) +1.7 7.1
⑥ 長濱ねる(24) +1.6 14.0
⑦ 土生瑞穂(25) +1.5 6.3
⑧ 田村保乃(24) +1.4 6.8
⑨ 金村美玖(20) +1.3 7.0
⑩ 桜井玲香(29) +1.2 7.3
3⃣ 増加数上位者の解説
影山優佳の活躍は間違いなく坂道歴代1位でしょうから文句無しですが、その割にはパワースコア10.8は低過ぎかなと思います。ただパワースコアは簡単に下がりますから、徐々に上がる方が精神衛生上はいいと思います。長濱ねるの解説の大部分は内容が古過ぎますが、朝ドラ出演の効果は大きかったようです。
① 影山優佳(22)
2016年、けやき坂46(ひらがなけやき)オーディションに合格。サッカーへの造詣の深さを活かしてサッカーW杯関連のテレビ番組でMCを務めて、アイドルファン以外の層にも知名度が急上昇しました。2023年2月、9thシングルの活動をもって日向坂46を卒業することを発表。注目度がアップして、昨年の22位から大きく順位を伸ばしました。5月9日に初写真集『知らないことだらけ』が発売されています。
② 守屋麗奈(23)
2018年に坂道合同新規メンバー募集オーディションに合格し、坂道研修生を経て2020年に2期生としての活動を開始。2021年8月~12月に『ラヴィット!』に「ラヴィット!ファミリー」としてレギュラー出演。2022年6月には初の写真集『笑顔のグー、チョキ、パー』が発売されました。2023年2月に発売されたシングル『桜月』で初めてセンターポジションに抜擢されて注目を集め、昨年の45位から順位が大きく上昇しました。
③ 山崎怜奈(25)
2023年に乃木坂46の2期生オーディションに合格。2021年2月に、初の書籍として歴史本『歴史のじかん』を発売しました。2022年7月に乃木坂46を卒業。クイズ番組や歴史番組などメディア露出が増えて幅広い年代で知名度が上昇して、2022年は34位から28位に大きく順位を上げましたが、今年はさらに21位までランクアップしました。2023年3月には初のフォトエッセイ『山崎怜奈の言葉のおすそわけ』を発売しました。
④ 藤吉夏鈴(21)
藤吉夏鈴はポイントがアップして、昨年から順位を3つ上げました。2018年に坂道合同オーディションに合格し、2期生としての活動を開始しました。2020年発売の1stシングルでは『Nobody’s fault』の表題曲メンバーに選出されました。最近では、『あざとくて何が悪いの?』で放送されている「あざと連ドラ」に出演して注目を集めています。
⑤ 久保史緒里(21)
乃木坂46の3期生オーディションに合格し、2017年からファッション誌『Seventeen』の専属モデルに起用されました。2021年4月から放送されたドラマ『クロシンリ 彼女が教える禁断の心理術』で、連続ドラマ初主演。2022年11月公開の『左様なら今晩は』で映画初主演を果たしました。2023年3月29日発売のシングル『人は夢を二度見る』で初のシングル表題曲センター(山下美月とWセンター)。2023年度のNHK大河ドラマ『どうする家康』にも出演中で、今後さらに注目度が上昇しそうです。
⑥ 長濱ねる(24)
坂道グループの人気メンバーランキング第8位は、長濱ねるです。昨年より2つ順位を上げました。2015年、けやき坂46のメンバーとして活動開始。2016年からは欅坂46と兼任して活動していました(翌年にけやき坂46の兼任を解除)。2019年2月発売の8thシングル「黒い羊」の活動をもって欅坂46を卒業。2022年下半期NHK朝ドラ『舞いあがれ!』に出演して脚光を浴びました。セブン銀行「スマホATM」のCMに出演中です。
4⃣ パワースコアが見当たらない有力メンバー
上記のランキングに名前が出てもおかしくないと思うメンバーを考えてみましたが、富田鈴花(22)・松田好花(24)・河田陽菜(21)・東村芽依(24)・上村ひなの(19)の5人全員日向坂46メンバーです。TVでの露出や活躍も考えると、何故ランクインしないのないか不思議なメンバーばかりです。恐らくまだ調査対象外なのでしょうが、次回調査では坂道グループの新メンバーと共にランクインして貰いたいものです。
5⃣ 感想
タレントパワーランキングのパワースコアについては首を傾げる場合も多かったが、今回の発表でかなり是正されてきたなと感じています。全体を見ても私にはよく分からないが、坂道グループに特化して見ている私からしたら今までのパワースコアには?が付くケースが多かったように思えます。必要以上に高かったり、逆に不当なまでに低かったりと疑問に感じていました。尤も今でも?が頭をよぎることもあるが、坂道グループに関しては概ね妥当な線に近づいたかなと思います。
タレントパワーランキング自体は認知度と関心度を掛け合わせた数字ですから非常に合理性の高い数字だとは思います。ところがその調査方法は東京・千葉・埼玉・神奈川の4県の(株)アーキテクト登録モニターから4,400人を抽出してアンケートを取る方式のようです。そもそも関東地区の一部だけで調査していることが問題ですし、登録モニターという一般人があまり知らない閉鎖空間で調査していることがもっと問題です。これでは芸能関係者が意図的に操作できそうです。
とは言え、この数字が実際のCM出演や仕事に直結していますから、タレントは無視する訳にはいきません。しかも登録できるタレント数は1,200組と決まっていますから、そもそも調査対象に選ばれないと数字も表れないことになります。上でも書きましたが、富田鈴花や松田好花の名前が出ないのはそもそも調査対象になっていないのではないかと思います。タレントの入れ替えはやっているようですが、本来は全国全域対象のネット投票にすべきだと思うし、そこが問題です。
【その他の情報】
1⃣ 欅坂/日向坂/櫻坂/乃木坂/カラバト/STU/AKB-G等スケジュール
5/21(日) 齊藤京子がMTVアコースティックライブinぴあアリーナに出演
5/21(日) 富田鈴花がABEMA/スーパーフォーミュラに出演(14時30分~)
5/21(日) 秋元真夏がバナナマンのせっかくグルメ!に2時間SP出演(19時~)
5/21(日) 中西アルノが有吉ぃぃeeeee!任天堂SW回に出演(22時~)
5/21(日) 佐々木久美がテレ東卓球塾 ひとラリーに出演(23時30分~)
5/22(月) 齊藤京子MCのキョコロヒー放送(23時45分~)
5/23(火) 齋藤飛鳥2nd写真集『ミュージアム』発売予定日
5/23(火) 影山優佳が日経電子版オンラインセミナーに登壇(13時~)
5/23(火) 渡辺梨加が伊勢丹新宿店での伊勢パンにコラボパンで出店(~28日)
5/24(水) 大沼晶保がくりぃむナンタラに出演(23時45分~)
5/26(金) 山下美月出演の連ドラ/弁護士ソドム5回目放送(20時~)
5/27(土) 長濱ねるMCのBIBLIOTHECA THE WEEKEND LIBRARY放送(15時~)
5/29(月) 影山優佳がQさま!3時間SP/戦国武将回に出演(19時~)
6/11(日) 秋元真夏がN響青のオーケストラ特集番組に出演(15時55分~)
6/12(月) 山下美月主演の連ドラ/さらば、佳き日初回放送(23時6分~)
6/17(水) キョコロヒーSPに黒柳徹子・天海祐希がゲスト出演(18時30分~)
6/20(火) 加藤史帆1st写真集『タイトル未定』発売予定日
7/17(月) 久保史緒里1st写真集『タイトル未定』発売予定日
7/19(水) 影山優佳卒業セレモニーin東京国際フォーラム(18時~)
※色々問題の多いタレントパワーランキングではありますが、坂道グループメンバーにとっては有利な指標だと思います。普通は名前さえ知られずに消え去る可能性が高い芸能界で、ある程度人気があれば一度は名前が掲載されるからです。出身グループの人気が衰えない限り、ある程度の下駄を履かせて貰えるからでもあります。でもそれは逆に考えればソロタレントになれば高下駄効果は徐々に無くなるということでもありますから、単純に喜んでばかりはいられません。今回、上位ソロタレントの多くのパワースコアが下落していることからもそれは分かります。
※卒業後は孤独な戦いが待っていますが、卒業後にパワースコアを伸ばしている山崎怜奈・長濱ねる・桜井玲香等は流石で、7月19日に東京国際フォーラムで卒業セレモニーを開催する影山優佳の真価もこれから問われます。尤も影山優佳の活躍は外仕事がメインですから、あまりマイナスな要素は考えられないでしょう。現役アイドルも応援したいが、それ以上に一段と厳しくなるソロタレントを応援したいと思います。影山優佳・山崎怜奈がクイズ番組で共演していた市川猿之助が、どんな形でもいいから芸能の世界で再起できることを心から強く願っています。