2月24日に始まったロシアによるウクライナ侵攻は世界を恐怖に陥れています。しかしながら多少常識のある人ならば、なぜこの時代に昭和時代のような戦争をするのかと思うでしょう。2014年のクリミア戦争でプーチンの支持率が上がったからからなのでしょうか?こんなことをして追い込まれるのは明らかにプーチンだし、困るのはロシア人だと思います。我々日本人にとってなじみの薄いウクライナではありますが、ロシアと国境を接して領土争いをしていることを考えると、決して他人ごとではありません。そこで簡単なウクライナの歴史と戦争について、Wikipediaの記事を元に考えてみたいと思います。
1⃣ ウクライナ侵攻の歴史
① ウクライナ・ソビエト戦争(1917~1921年)
ウクライナ・ソビエト戦争は、1917年12月から1921年11月にかけてウクライナの支配を巡って、キエフを首都とするウクライナ人民共和国と、ソビエトのロシアおよびその傀儡政権ウクライナ社会主義ソビエト共和国との間に行われた戦争である。ロシア革命後に起こった紛争の一つであり、ソビエト派の勝利で終わった。戦争中にウクライナの人口が著しい被害を受け、10人に1人が死亡した。1922年12月にウクライナ社会主義ソビエト共和国はロシアが指導するソ連邦へ取り込まれた。
② キエフの戦い(1941年)
キエフの戦いは、第二次世界大戦中、キエフ近郊でソビエト赤軍がナチスドイツ軍に包囲された戦いである。この包囲戦では歴史の中でも稀有な大包囲が行われた。この包囲戦はソビエト赤軍にとって、先例の無い大敗北であり、その損害は1941年6月から7月のミンスクの戦いを上回った。結果として、ソビエト南西方面軍は戦力のほとんどを喪失した。
③ クリミア戦争(2014年)
クリミア戦争は2014年に発生した尊厳革命後、クリミア半島とウクライナ本土のドンバス地方(ドネツクとルハーンシク州)で起こった2014年クリミア危機、およびウクライナ政府軍と、親露派武装勢力や反ウクライナ政府組織、ロシア連邦政府・軍との軍事衝突や対立である。2021年秋にはロシアがウクライナ国境への軍の集結を開始し、今回のウクライナ侵攻に繋がっている。
2⃣ ウクライナ侵攻の歴史について
ウクライナ・ソビエト戦争については内乱のような戦争で、元々のルーツがウクライナにある民族同士が争った戦いのようです。民放TVではウクライナの首都キエフが京都で、ロシアの首都モスクワが東京のような解説をしていました。昔あったソビエト連邦は併合ではなく、緩い連合国家のような形態でしたから、ウクライナ社会主義ソビエト共和国としてウクライナは残りました。しかしながら、ソビエト連邦が1991年に崩壊してからは元連邦各国が徐々にEU経済圏や北大西洋条約機構NATOに取り込まれており、そういう意味ではロシアがウクライナの動向に危機感を抱くのは理解できます。
ソビエト連邦の中心国家だったロシアにとってウクライナはNO2の国だった訳で、プーチンが焦る気持ちも分からないではありません。しかしながらドイツを見れば分かりますが、ベルリンの壁が崩壊して貧しかった東ドイツが西ドイツと統一されて豊かになったのですから誰でもEUに加盟したいと思うのは当然の話です。未だに西側諸国のいいとこどりした共産国家を目指しているのは中国・ロシア・北朝鮮くらいのものです。確かに中国などの人権を無視したやり方は戦時やコロナ事態等の国家を揺るがすような時には有効だと思います。しかしそれには外部の情報を遮断しなければなりません。
中国はアメリカ発のTwitter・Instagram・Youtube等は一切使えませんし、自国にとって都合の悪い情報は全て遮断しています。その点、ロシアはアメリカ発のSNSも使えるようだし、多少検閲が緩いようです。今回の侵攻でもロシア国内各地での戦争反対のデモが放送されていますし、検挙している映像も流されています。そういう意味では中国よりはましかなと思いますが、いづれにしても個人でスマホ発信できる時代ですから止めようがありません。専制主義国家諸国はやりにくいと感じているでしょうが、本当に徹底的に言論統制しようと思えば北朝鮮並みにするしかないのが現実です。
3⃣ フェイクニュース
個人でもスマホ1台で放送局並みの発信ができる時代になりましたから、我々視聴者もフェイクニュースを見極める力が大事です。プーチンは「ゼレンスキー大統領はウクライナをナチス化しようとしている」という訳の分からない発言をしていますが、ウクライナが唯一外国から侵略されたのがナチスドイツですから、それを利用して共感を得ようとしているのでしょう。その為にロシア国内では国民にウクライナのドンバス地方(ドネツクとルハーンシク州)で親ロシア住民が殺されているという動画を流す訳ですから、プーチンの支持率は未だに70%以上あり、ロシア国民にとっては親ロシア住民を救う正義の戦いになる訳です。当然、親ロシア住民が苦しめられている映像を流しますし、逆にロシア軍の攻撃や被害はできるだけ伝えないようにしています。
一方で、ウクライナ側も自国にとって都合のいい情報を流す訳で、中にはロシアの戦闘機を撃墜している映像も流れましたが、あれは全く別の映像で、専門家がフェイクニュースだと言っていました。日本の放送局も同じ映像を何度も流して常にロシアが攻撃しているように見せていますが、よく見ると数日前の映像ばかりで、いつの映像か日付を入れていないのが殆どです。私が少し疑っているのはあの有名なマンションにミサイルが撃ち込まれた映像ですが、死者0でしかも撃ち込まれた室内の映像がリアルタイムで記録されていたことです。しかもその映像を日付を入れずに何度も何度も流すから、よく見ていないとロシアは平気で一般住民が住んでいるマンションを無差別攻撃しているように錯覚しますし、女性子供の涙の多用はいつものことです。
4⃣ 世界各国の対応
① EU
ロシアのウクライナに対する軍事侵攻が続く中、EUは初めて兵器を供与してウクライナへの支援を強化することを決めました。EUは27日、オンラインで外相会議を開いてウクライナへの支援などについて協議しました。会議のあとの記者会見でEUの外相にあたるボレル上級代表は「ウクライナで全面的な戦争が起きている。ウクライナのためにあらゆる支援をしたい」と述べ、5億ユーロに上る軍事支援を行うことを明らかにしました。このうち4.5億ユーロは兵器の供与にあてられ、各加盟国がウクライナに兵器を送る資金をEUが負担するということです。ボレル上級代表は「弾薬にとどまらず、戦闘機を提供する用意もある」としています。EUが軍事支援として域外の国に兵器を供与するのは初めてだということです。
② アメリカ
アメリカのブリンケン国務長官は26日に声明を出し、ウクライナに対して最大3.5億ドルの追加の軍事支援を行うと発表しました。声明では、ウクライナ軍がロシア側の装甲車両や軍用機などの脅威に対応するため殺傷力のある防衛兵器を供与するとしていて、アメリカ国防総省の高官は記者団に対し、供与される兵器には対戦車ミサイル/ジャベリンも含まれることを明らかにしました。ジャベリンは戦車などの装甲を貫通する強力なミサイルを標的に向けて自動で誘導する精密兵器で、アメリカ政府はウクライナの防衛力を強化するためだとして、これまでも供与してきました。ウクライナ軍はジャベリンで破壊したとするロシア軍の戦車の写真をSNS上に公開して、アメリカに対して追加の供与を求めてきました。
③ ドイツ
ドイツ政府は26日、ウクライナへの武器供与を決めたことを明らかにした。ドイツはこれまで紛争地帯に武器を輸出しないとの政策を取ってきたが、ロシア軍が首都キエフへの攻勢を強める中、方針を転換した。他の西側諸国が相次いで武器供与に踏み切っているのに対し、供与を拒み続けてきたドイツは批判を浴びていた。ショルツ首相はこのたび、ドイツ連邦軍が保有する対戦車砲を1000、地対空ミサイルのスティンガーを500、弾薬をウクライナに提供すると発表した。ショルツ氏は「ロシアによるウクライナ侵攻はターニングポイントだった。プーチンの侵略軍に対して防衛する上でウクライナを支援することはわれわれの義務だ」とツイッターに投稿した。
④ スウェーデン
スウェーデンは27日、紛争当事国に兵器を供与しない国是を破り、ウクライナに対戦車砲などの軍事物資を送ると発表した。マグダレナ・アンデション首相は、「ロシアに対するウクライナの防衛力を支援することが、今やわが国の安全保障にとって最善だというのが私の結論だ」と記者団に語った。 アンデション氏によると、ウクライナに提供するのは対戦車砲AT45000門や戦闘食糧13万5000食、ヘルメット5000個、防弾ベスト5000着など。スウェーデンが武力衝突の起きている国に武器を送るのは、1939年にフィンランドがソビエト連邦の侵攻を受けて以来初めてという。 これまでにウクライナ政府の緊急要請に応じて武器を提供した国は、米国、カナダ、欧州19か国に上る。
⑤ カナダ
カナダのトルドー首相は28日、ウクライナに対戦車兵器などを供与すると同時に、ロシア産原油の輸入を禁止すると発表した。「カナダはロシア軍に対するウクライナの防衛を引き続き支援する」と記者団に述べ、ロシアからの原油輸入を全面的に禁止する意向を表明。石油産業はプーチン大統領とオリガルヒ(新興財閥)に大きな利益をもたらしてきたと指摘した。カナダはこれまでにもウクライナに武器を供与し、ロシアの一部銀行を国際送金・決済システムのSWIFT(国際銀行間通信協会)から排除する措置など一連の制裁を支持してきた。アナンド国防相は、ウクライナに追加軍事支援を提供するとし、対戦車兵器システムやロケット弾を早急に届けると述べた。
⑥ ポーランド
ポーランドのマテウシュ・モラビエツキ首相は24日に議会下院で演説し、ロシアによる軍事行動を受けているウクライナへの支援をあらためて表明した。この中で、同首相は、ウクライナからの難民に人道援助を提供することを強調した。また、「ウクライナが領土の保全を回復し、かつポーランドが継続的な安全を確保できるかどうかは、ロシアの侵略に対する確固たる対応にかかっている」とし、強力な制裁パッケージの実施とEU東部におけるNATOの軍備強化を訴えた。
⑦ デンマーク
デンマークのメッテ・フレデリクセン首相は27日、ウクライナがロシア軍と戦うため編成する外国人部隊へのデンマーク国民の参加を認めると発表した。ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は先に、外国人の志願者から成る国際部隊を編成すると発表し、各国のウクライナ大使館で参加登録をするよう世界中に呼び掛けていた。
⑧ イギリス
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を受けてイギリスの石油大手、BPは、保有するロシア国営の大手石油会社、ロスネフチの株式すべてを売却すると発表し、事実上、ロシア事業から撤退する方針を示しました。ロシアで事業を手がけるほかの企業にも影響を及ぼすことになりそうです。発表によりますと、BPは、およそ20%を保有するロシア国営の石油大手、ロスネフチの株式すべてを売却するほか、ロスネフチと手がけてきたロシア国内の合弁事業をすべて終了させるとしています。
5⃣ 現在の状況
ウクライナのゼレンスキー大統領の支持率は91%に急上昇しており、プーチンの思惑は完全に外れたようです。秘密警察KGB出身のプーチンはコメディアン出身のゼレンスキー大統領は脅せばすぐに降参するだろうと思ったのでしょう。そもそもコメディアンが大統領になることが理解できなかったでしょうし、バイデン大統領も紛争地から撤退ばかりして戦う気が無い弱気の大統領だと思ったのでしょう。確かにトランプだったら侵攻は無かったでしょうが、それでは今まで通りで進展はありません。大きな犠牲は払ったが今後の世界秩序を考えたら意味のある戦争なのかもしれません。
プーチンはフランスのエマニュエル・マクロン大統領との長時間にわたる電話会談で、終戦の条件として、ウクライナの「非軍事化と非ナチ化」を求めたほか、クリミア半島でのロシアの主権承認を西側諸国に要求したようです。ロシアの要求は軍事行動の大きさの割には今までとそう変わりなく、別にウクライナ全土を領土にできる訳でもないから割は悪いと思います。寧ろ各国の想像以上の反発に驚いているでしょうし、側近にイエスマンしかいないから世界情勢を大きく見誤っていた可能性が高そうです。プーチンよりは少しましでしょうが、習近平も世界情勢を再検討するでしょう。
6⃣ 感想
私が一番不思議なのは69才になったプーチンは、正常な判断ができなくなっているのではないかということです。困惑している側近に同意を促す映像を流したり、ウクライナ国民に蜂起を促したり、核使用を仄めかしたりと、正に常軌を逸した行動や発言をしています。病気の疑いも言われていますが、明らかに世界を相手にたった一人で暴れている感じで、勝ち目のない戦いをしているように思えます。まるで太平洋戦争の日本のようで、破滅の道を歩んでいるように思えます。今回の国連決議で反対したのは当然ロシアだけで、棄権したのは中国・インド・UAEの3か国です。
中国は世界戦略である一帯一路の為にウクライナを重要な国の一つだと考えていますので、今回の侵攻は複雑な気持ちでしょう。インドも今まで主にロシアの兵器に依存していた関係で安易に反対できないのでしょう。そもそも今回の侵攻はバイデンが米軍がウクライナに入ることがないと言ったから実行したのです。まるでバイデンに嵌められて勝ち目のない戦いに挑んだように思えます。ウクライナ自体は大きな犠牲は払いますが、世界各国は今回の侵攻で各国の方針が手に取るように見えますから、今後の世界秩序の構築に非常に役立つ各国の反応だと思います。
世界各国の対応を見れば平時にはあり得ない対応を各国がしています。日本も過去では考えられないレベルで西側諸国に賛同しています。今回の状況は中国や北朝鮮にとっても戦争を起こせばどうなるかを明確に知ることになったでしょう。そういう意味では台湾進攻は不可能レベルの話で、それどころか棄権した中国は世界から益々問題国家の烙印が押されたでしょう。インドも中途半端ですが、今後はアメリカに益々接近するでしょうからロシアの衰退は火を見るより明らかです。後は世界各国が中国からできるだけ手を引けば、問題国家は徐々に無くなると思います。
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