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長濱ねる×早見和真

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11月28日に『女性アイドルと小説』という記事を書きましたが、そのきっかけとなった長濱ねると早見和真の対談の後編が掲載されている新潮社発行『波』12月号を入手しましたので、ご紹介します。『波』は置いている書店であれば無料で手に入りますから、入手希望の方はお近くの書店でお聞き下さい。尚、ネットでも100円+送料130円=230円で入手できます。動画は前回もご紹介したのですが、今回の記事の中には長濱ねるの本音が透けて見える部分がありましたので、改めてご紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1⃣ 長濱ねる(23) 

 

 

小説はまだ書いていませんが、2018年にはインタビューがVOICE11月号誌上に掲載され、『人気アイドルが語る読書論』として掲載されています。読書は『心の休憩』というテーマで本への思いを語っており、大晦日に遠藤周作の『沈黙』を読み耽っていたとも語っており、只者ではないことを既にこの段階で匂わせています。それもそのはず、中学2年生の時に書いた『レ・ミゼラブルを読んで』は長崎県の自由読書の部の最優秀賞を受賞しています。

 

芸能界復帰直後に雑誌ダ・ヴィンチからエッセイ連載の話があり、9月号から『夕暮れの昼寝』の連載が始まりました。今年4月には2021年度の幻冬舎文庫フェアキャラクターに任命され、対象商品の帯に登場するようになりました。7月7日には長崎新聞に故郷五島列島についてのエッセイが掲載されました。早見和真との対談でも話していますが、日常生活の中で度々小説のような場面に遭遇するそうですから、小説家デビュー待ったなしでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

2⃣ 早見和真(44)

 

 

早見和真は山本周五郎賞・日本推理作家協会賞・JRA賞馬事文化賞等を受賞、横浜から松山に引越ししています。『波』11月号と12月号で長濱ねると早見和真が対談し、その時の動画も公開されています。早見和真がなぜ長濱ねるを最初の対談相手に選んだかというと、長濱ねるがダ・ヴィンチで連載している『夕暮れの昼寝』を私以上に読み込んでいるからです。長濱ねるは仕事でお勧めの本を聞かれると必ず早見和真の『イノセント・デイズ』と答えているようです。私はそんな話は聞いたことが無かったので多少驚きましたが、早見和真はそのことをどこかで耳にしたことがあるのでしょうか?

  

もしそんなことを小耳に挟んだら作家としては嬉しいでしょうし、長濱ねるとはどんな子なんだろう?と興味が湧くのは当然でしょう。そうなれば長濱ねるのエッセイ『夕暮れの昼寝』を読むでしょう。私が前編で驚いたのは、あまりにも長濱ねるについて詳しいことです。詳細は2人の共通点の項目や感想で書いていますが、まるでオタクレベルの詳しさです。更にオタクと違うは当然の話ですが、小説家目線の話です。我々オタク目線では気が付かない心の内面を探るような内容は、長濱ねるをより深く知る上で参考になります。西加奈子だけではなく、小説家ねる誕生を待ちわびている人は多そうです。

 

 

 

 

 

 

 

3⃣ 早見和真×長濱ねる対談

 

 

早見和真が若者にアピールする為には小説家も発信しなければいけないと、対談相手を選んでYouTubeチャンネルに公開しています。初回ゲストは長濱ねるですが、後編の再生回数が317回と寂しいと前回書きましたが、今日現在は1,310回と少し伸びていますが、まだまだですのでご視聴よろしくお願いします。またチャンネル登録者数も全開の200人から212人と、少し増えましたがまだまだですので、チャンネル登録もお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4⃣ 早見和真×三浦瑠麗対談

 

 

2人目の対談相手は独立系シンクタンク(株)山猫総合研究所代表で、国際政治学者の三浦瑠麗(41)です。こちらは長濱ねる以上に再生回数が伸びておらず、やっと400回越えというレベルですから、早見和真ファンの一部しか見ていないようです。早見和真が政治家が登場する小説を書く為に国会議員に接触した経験から、国際政治学者の三浦瑠麗を指名したようです。メディアが御膳立てした番組ではない、お互いの貴重な本音トークが聞けますから是非一度聞いて見て下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5⃣ 早見和真と長濱ねるの共通点

 

 

前編で書いていますが、2人の共通点は「周りの空気を読むことに長けている」ことのようです。長濱ねるのコミュニケーション能力の高さは正にここから来ていて、誰とでも仲良くできるし、好印象を与えられるから次の仕事にも繋がっています。しかし、この能力はややもすると誤解されがちになり、小学生の時に陥った「八方美人」呼ばわりされる可能性もありますから、それが長濱ねるの陰の部分を作っています。そのことが長濱ねるを孤独に向かわせ、読書好きにするきっかけにもなっていますから、必ずしも悪いことばかりではありません。

 

早見和真は長濱ねるの心の内を読んでいて、自伝的エッセイを書いているにも拘らず、「本当の自分をわかられてたまるか」という、長濱ねるの本音を聞き出しています。長濱ねるが初めて『イノセント・デイズ』を読んだのは欅坂46時代の高校生だった時のようです。その時家に友達がいたと言ったらすかさず、「親友のおーしゃん?」と聞き返しています。私くらいのファンであれば容易に想像できますが、長濱ねるは非常に驚いています。おーしゃんは本を読んで泣いている長濱ねるに向かって「その結末、救いはあったの?」と言ったそうです。

 

『イノセント・デイズ』を救いのない小説と捉えていながら、何度も読み返し救われたと言っています。だから人に勧めるのでしょうが、早見和真はその結末こそが救いなんじゃないかと、言っています。実際に自殺を思いとどまった高校生からの手紙もあったようですから、そう単純な話ではないのでしょう。私は買ったもののまだ読んでいませんから、読んでから私の感想も書こうと思っています。早見和真は桐蔭学園、長濱ねるは長崎西高等学校という共に有名な進学校出身で校則に縛られ、進路も決められるような状況が我慢できなかったようです。

 

この2人の一番の共通点は表向きは自信なさげでしおらしいことを言うのですが、内心は自信家故に自分に期待していて、だからこそ時には打ちひしがれるようです。早見和真は同い年の安室奈美恵が紅白に出て活躍しているのを見て打ちひしがれ、長濱ねるは同年代の作家の凄さに打ちひしがれたと言っています。そしたら「その子の名前は宇佐見りん」でしょと、早見和真は即答しています。宇佐見りんは長濱ねるより下の22才で、何と20才で三島由紀夫賞を最年少受賞、21才で芥川賞も受賞していますから打ちひしがれるのも分かります。

 

しかも宇佐見りんが20才で三島由紀夫賞を受賞した時、早見和真は43才で同じ新潮社主催の山本周五郎賞受賞ですから、本人は「俺なんか前座だ」と思っていたようです。22才の若き天才小説家に共に打ちのめされているところもよく似ています。長濱ねるはよく「早くおばあちゃんになりたい」と言っていますが、早見和真は自分が小説家をやめる日のことを想像して幸せな気持ちになるのと似ていると思ったようです。この対談を聞いていて2人の考え方は非常に似ているし、共に小説家としての才能に恵まれているんだろうなと強く感じました。

 

 

 

 

 

 

 

6⃣ 感想

 

 

私は長濱ねるの当面の目標は同じアイドル出身の高山一実辺りだと思っていました。高山一実の長編青春小説『トラペジウム』は20万部の大ヒット作だし、当面の目標としては丁度いい山だなと思っていました。ところが長濱ねるの心の底のライバルは宇佐見りんであり、発行部数50万部を誇る『推し、燃ゆ』なのかもしれません。そう言えば、今回の対談企画も早見和真最大のヒット作『イノセント・デイズ』50万部突破記念でもありますから、共にライバルは宇佐見りんなのかもしれません。長濱ねるはまだ小説を書いたことが無いのが強みであり弱みですが、まだ23才と若い。一方、早見和真は発行部数こそ対等に戦っているが、内容と年齢に置いて後れを取っているという、実に楽しい戦いです。

 

長濱ねるはよく「今は苦しいが、これから絶対良くなると信じて生きている」と言っている。だから「人生で何才頃が一番楽しかったですか?」と聞いている場面を何度も見ました。多くの人は「頑張っていたら楽しい日々が待っているよ」と答えてくれるそうですが、早見和真は長濱ねるに「いつまでも楽になることはない」と言い切っていて、長濱ねるも「そう言われた方が納得できるかもしれない」と答えています。そういう意味でもこの2人は似ているのかもしれませんが、実際に楽しいだけが人生ではないし、苦しいだけが人生でもないから白黒を決められるような問題ではないと思います。早見和真は「長濱さんは絶対に書く人ですよね。遅かれ早かれ、絶対書く。絶対書くから、本当に(笑)」と言っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【その他の情報】

 

 

1⃣ 欅坂/日向坂/櫻坂/乃木坂/カラバト/STU/AKB-G等スケジュール

 

 

12/03(金) 世界の影山優佳がラヴィットに初スタジオゲスト出演(8時~)

12/04(土) 長濱ねるとハリー杉山のPOP OF THE WORLD生放送(6時~)

12/04(土) 堀未央奈がニンジャラ・ナンジャラに出演(8時~)

12/04(土) 渡邉美穂が芸能人が本気で考えた!ドッキリGPSPに出演(19時~)

12/05(日) 原田葵が日曜日の初耳学に出演(22時~)

12/06(火) 影山優佳がスタジオMCを務める2021Jリーグアウォーズ配信(18時30分~)

12/06(火) 佐々木久美が1分間の深イイ話にゲスト出演(21時~)

12/06(火) 長濱ねるがレギュラー出演中のセブンルール放送(23時~)

12/06(火) 西野七瀬がレギュラー出演中のグータンヌーボ2に出演(24時25分~)

12/09(木) 櫻坂46がアニバーサリーライブin武道館を実施(~12月10日)

12/09(木) 丹生明里が有吉の世界同時中継に2時間半SPに出演(18時25分~)

12/10(金) 梅澤美波が浜ちゃんが!に出演(0時59分~)

12/11(土) 富田鈴花が千原キャスティング株式会社に出演(14時57分~)

12/12(日) 寺田蘭世がこの日のオンラインイベントを最後に乃木坂46を卒業

12/13(月) 佐々木久美が女芸人No1決定戦THE W2021に出演(20時~)

12/14(火) 生田絵梨花の卒業記念メモリアルブック/なぜ、忘れられないんだろう発売

12/14(火) 生田絵梨花卒業コンサートin横浜アリーナ開催(~15日)

12/14(火) 長濱ねるがレギュラー出演中のセブンルール放送(23時~)

12/14(火) 西野七瀬がレギュラー出演中のグータンヌーボ2に出演(24時25分~)

12/16(木) 長濱ねるがアメトー-ク!のサウナ芸人回に出演(23時15分~)

12/17(金) 佐藤健平手友梨奈のクリスマスラジオ(23時~)

12/18(土) 日向坂46がMTV VMAJ202 1-THE LIVE- に出演(19時~)

12/18(土) 平手友梨奈主演のNHKドラマ風の向こうへ駆け抜けろ前編放送(21時~)

12/18(土) 加藤史帆かまいガチに出演(21時55分~)

12/21(火) 長濱ねるがレギュラー出演中のセブンルール放送(23時~)

12/21(火) 西野七瀬がレギュラー出演中のグータンヌーボ2に出演(24時25分~)

12/22(水) ひかりTVで日向坂46冬の大ユニット祭りXmasSP独占配信(18時~)

12/24(金) ひなくり2021in幕張メッセ国際展示場9-11ホール初日(18時30分~)

12/25(土) ひなくり2021in幕張メッセ国際展示場9-11ホール最終日(17時30分~)

12/25(土) 平手友梨奈主演のNHKドラマ風の向こうへ駆け抜けろ後編放送(21時~)

12/28(火) 東村芽依・AKB48村山彩希がSASUKE5時間SPに出演(18時~)

12/28(火) 櫻坂46がCOUNTDOWN JAPAN 21/22に出演

12/28(火) 長濱ねるがレギュラー出演中のセブンルール放送(23時~)

12/28(火) 西野七瀬がレギュラー出演中のグータンヌーボ2に出演(24時25分~)

12/31(金) 紅白歌合戦に乃木坂46・櫻坂46・日向坂46が出演

01/01(土) 芸能人格付けチェックに佐々木久美・加藤史帆・金村美玖が出演(19時~)

01/03(月) 櫻坂46がNHK WORLD JAPAN2021に出演(23時20分~)

01/25(火) 新内眞衣が2nd写真集/私の集大成を発売予定

02/26(土) 菅井友香出演のミュージカル/カーテンズ東京公演(~3月13日)

03/18(金) 菅井友香出演のミュージカル/カーテンズ大阪公演(~3月22日)

03/26(土) 菅井友香出演のミュージカル/カーテンズ愛知公演(~3月27日)

 

 

 

 

※私が長濱ねる紅白出場の条件だと考えていた、ミドリーズ・アオ・キイの共演はなりました。後はアオ役の神木隆之介、キイ役の二階堂ふみが何らかの形で揃えば完璧なんですがね。何しろ紅白のテーマ『カラフル』に即した『ひろがれ!いろとりどり』のテーマソング『ツバメ』の作詞作曲がYOASOBIで、振り付けが世界のMIKIKOですからNHKの力の入れようが分かります。そう言えば、長濱ねるが幼い子に読み聞かせをしたいと言っていた夢が、ミドリーズに読み聞かせる動画で叶っています。長濱ねるの夢を1つ1つ叶えてくれるNHKは長濱ねるにとって夢のような放送局です。一方で、民放の出番が減っているのは致し方ないことなのかもしれません。


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