ドキュメンタリーオブ欅坂46/僕たちの嘘と真実を見てきました。日向坂46の三年目のデビューも見る気は無かったが、神推しである長濱ねると影山優佳の芸能界復帰に気を良くして見ましたので感想を書きたいと思います。特に欅坂46の方は他の方の感想を見てから観覧しましたから、私の感じ方と大きく違っていたので意外でした。内容的にはほぼ知っていた通りの内容で、それ程驚くような内容はありませんでした。そもそも平手友梨奈・秋元康・今野義雄等の最重要人物のコメントが全く無い段階でこれはドキュメンタリー映画とは言えないと思います。かと言って映像に嘘は無いだろうが、平手友梨奈も言っているようにこれでは欅坂46の5年間を語れるはずがない。私の従来からの一貫した考え方は母親から見捨てられた平手友梨奈という世間知らずの問題児を秋元康という父親代わりが精一杯甘やかしてその気にさせてアイドルからアーティストもどきを演じさせたグループだったということです。
1⃣ 僕たちの嘘と真実
平手のインタビューが撮れなかったことに関して、パンフレットの中で監督は、【正直焦った時期もありましたが、ご本人の意思は尊重したいと思いましたし、だんだん「中心にいる人物が、本当は何を考えているのかは判らない」という構成も十分に映画的なのではないか、と思うようになりました】と言っている。ちなみに監督は、「嘘と真実」というタイトルについても、こんな風に言っている。【何かを隠蔽する、暴露する、という意味での「嘘と真実」ではないと思っています。ボク個人は、フィクションとドキュメンタリーの関係性について示唆しているタイトルだと思います。ドキュメンタリーで撮られている部分が、すべて真実とは限らない。人はカメラを向けられれば意識するし、本能的に「自分」を演じてしまう可能性もある。逆に、ステージで繰り広げられているパフォーマンスは、何かの「役」を背負っているけれども、だからこそより自分らしい感情が発露しているかもしれない。この映画の何が「真実」なのかは、観る人の心の中で決めるしかないと思っています】
平手友梨奈も、この「嘘と真実」というタイトルにも絡めつつ、こう語る。【自分は欅坂の一員だったから、自分が歌ったりしてる姿とか、言動、行動は映っていて、それに対していろんな意見も出るとは思います。でも、こんな自分のことを必死にサポートして、支えてきてくれたマネージャーさん、秋元さん、メイクさんだったり、私が信頼しているスタッフさんはたくさんいて、その人たちのことは叩かないで欲しいと思います。それが自分はいちばん傷つくから。うん、なので、本編に描かれていること、言葉がすべて真実だと思わないでほしい…です。もちろん、これまでの5年間の全部が伝わるように作ることは難しいと思うんですけど、あれがすべてだと思われると、もっともっといろいろあったし………。最近、マネージャーさんと話していたのは、『いつかすべて語れる日が来たらいいね』って
―本当にそう思う。いつかどこかで話せるようになったらいいね。平手はきっと自分を肯定できるようになる気がする。今はしゃべれないと思うしね。いつになるかわからないけど、『絶対話したくはない』ってわけではないから。どんな作品でも、ドキュメンタリーっていうと、全部美化されてしまう気もしていて。あと、タイトルに『嘘と真実』とあるけど、秋元さんがこの映画のタイトルをつけたわけではなくて、疑問に思っているとは言ってました。私もこれまで届けてきたものが嘘で、ここに映っていることが真実というように思われてしまうと悲しいなって思います。こう言うと、『だったら、平手しゃべれよ』って言う人もいると思います。でもそれは本当にタイミングのこともあったし、自分の精神のこともあったから、本当に申し訳ないいし、うん、謝罪の気持ちもたくさんあるけど、ここに描かれていることだけが全ての真実だとは思わないで欲しいなって思ってます】「ロッキンオンジャパン 2020年10月号特別付録」
2⃣ 欅坂46と日向坂46の軌跡
2015/08/21 欅坂46の最終オーディションが開催され最終的に20名がメンバーになった
2015/11/30 長濱ねるがけやき坂46メンバーとして合流し、他のメンバーの募集をした
2016/04/06 欅坂46が1stシングル/サイレントマジョリティーでデビューした
2016/05/08 けやき坂46に1期生11名が加入し、総数12名になった
2016/06/27 長濱ねるが兼任メンバーとして欅坂46に加入し、21名になった
2016/08/10 欅坂46が2ndシングル/世界には愛しかないを発売した
2016/11/30 欅坂46が3rdシングル/二人セゾンを発売した
2017/01/21 幕張メッセの全国握手会で菅井キャプテン、守屋副キャプテンに任命した
2017/04/05 欅坂46が4thシングル/不協和音を発売した
2017/06/24 幕張メッセでの握手会で平手友梨奈殺害未遂事件が起こった
2017/08/13 けやき坂46に2期生9名が加入し、総数21名になった
2017/09/24 長濱ねるの兼任が解除され、欅坂46選任になった
2017/10/25 欅坂46が5thシングル/風に吹かれてもを発売した
2017/12/31 紅白で平手・鈴本・志田が過呼吸で倒れ、平手は右腕を負傷した
2017/12/31 紅白後に平手友梨奈が暫く欅坂46から距離を置きたいと言った
2018/01/09 欅坂46が田無神社に参拝し、怪我をした平手の右手をねるが隠していた
2018/01/11 今野義雄が欅坂46は月になり、けやき坂46が太陽になると言った
2018/01/31 平手の負傷により日本武道館3daysが全てけやき坂46になった
2018/02/00 この頃から平手友梨奈は欅坂46を離れ、映画-響-の撮影に入った
2018/03/07 欅坂46が6thシングル/ガラスを割れ!を発売した
2018/08/15 欅坂46が7thシングル/アンビバレントを発売した
2018/09/05 平手友梨奈主演の映画-響-が公開され、新人賞等を受賞した
2018/11/04 今泉佑唯が卒業生第1号として欅坂46を卒業した
2018/11/16 志田愛佳が卒業生第2号として欅坂46を卒業した
2018/12/10 欅坂46に2期生が9名加入し、総数28名になった
2018/12/10 けやき坂46に3期生上村ひなのが加入し、総数21名になった
2018/12/22 米谷奈々未が卒業生第3号として欅坂46を卒業した
2019/01/02 長濱ねるが平手とレディーガガの映画を見に行ったことをブログで示唆した
2019/02/11 けやき坂46が改名し、日向坂46になった
2019/02/27 欅坂46が8thシングル/黒い羊を発売した
2019/03/06 日向坂46デビューカウントダウンライブin横浜アリーナが開催された
2019/03/07 長濱ねるが8thシングル/黒い羊の個別握手会後に欅坂46を卒業すると発表
2019/07/30 長濱ねるが卒業生第4号として欅坂46を卒業した
2019/08/11 柿崎芽実が卒業生第1号として日向坂46を卒業した
2020/01/23 織田奈那・鈴本美愉が卒業生第5・6号として欅坂46を卒業した
2020/01/23 平手友梨奈が欅坂46を脱退した
2020/02/16 欅坂46に坂道研修生だった6名が新2期生として加入し、総数29名になった
2020/02/16 日向坂46に坂道研修生だった3名が新2期生として加入し、総数23名になった
2020/03/30 井口眞緒が卒業生第2号として日向坂46を卒業した
2020/03/31 長沢菜々香が卒業生第7号として欅坂46を卒業した
3⃣ 欅坂46とは何だったのか?
デビュー前から追いかけている欅坂46ですから色んな感情がありますが、デビュー前に推しメンに決めたのは1推し長濱ねる、2推し平手友梨奈、3推し渡邉理佐だったのが私の好みであり、一番期待したメンバーでした。最初に推しメンを止めたのは渡邉理佐で、ビジュアルは一番かなと思っていたがモデルの仕事をするようになってあまり熱を感じなくなりました。平手友梨奈に関しては多くのファンが感じているように初期の平手友梨奈は何でも熟すスーパーアイドルだったと思います。しかしながら欅坂46がアイドルだったのは3rdシングル二人セゾンまででした。2017年4月5日発売の4thシングル/不協和音を発売してからはグループ内の問題が明らかになり、しかもその直後の6月24日には殺人未遂事件まで起きてしまいました。
いくら同情の余地があるとはいえ、この後度々仕事に穴を空ける平手友梨奈は推しメンから外さざるを得ませんでした。平手友梨奈は優秀な兄と常に比較され、母親からは「あなたには期待していない」と言われるような悲しい人生を送っていました。だから身内の話でも兄と祖母の話しかしないような鬱屈した人生でした。とにかく地元愛知が嫌いで一日も早く出たいと思っていたから欅坂46は逃げ場所でした。でもそんな最年少14才はメンバーからも受け入れられず何度もやめようと思っていました。そんな平手友梨奈の心を開いたのは長濱ねるで、平手友梨奈の心に寄り添い、勇気づけたのでした。そうなるとデビューも近いし、他のメンバーも先頭を走る2人について行くようになってあの素晴らしいサイレントマジョリティーでデビューしました。
今回の映画で確信したのは文春が言うイジメ5とは守屋茜・石森虹花・斎藤冬優花・佐藤詩織・上村莉菜なんだろうなということです。平手友梨奈が駄目なら代わりにセンターに立つという気概があったのは今泉佑唯だけで、それについて行けるのも小林由依ただ一人だったのでしょう。今泉佑唯を一番嫌ったのは明らかに守屋茜で、映画でも「平手友梨奈以外のセンターは絶対に認めない」と断言していました。この年の1月21日に副キャプテンに任命されていましたからこの発言の大きさは他のメンバーの考えにも相当大きく影響したと思います。似たような考えだったのが上村莉菜で、上村莉菜はナチス衣装問題以降、今泉佑唯と仲互いしていましたから猶更です。だからイジメ5と言うよりは自分の好みと合わないというだけなのでしょう。
平手友梨奈至上主義者が多くてしかも選抜制拒否組もいるから猶更運営は大変です。特にその先頭に立っているのが石森虹花で、斎藤冬優花や佐藤詩織のような不人気メンバーは同調したでしょう。運営としてはけやき坂46をアンダーグループとして考えていたが、そんな欅坂46メンバーの考え方が変わらないとするならばけやき坂46を別のグループとして独立させようと思ったのです。2018年1月11日に発売されたQJ135号で今野義雄が「太陽だと思っていた欅坂46は月になり、月だと思っていたけやき坂46が太陽になっている」と言ってます。つまりこの時点で今野義雄の考え方はけやき坂46を独立させ、欅坂46を越えるグループにすると考えていたのです。そこまで考えた理由の一つは2期生のレベルが高かったからでしょう。
これ以降は欅坂46は秋元康、けやき坂46は今野義雄という棲み分けができてしまい、一気に逆転も有り得るまでの関係性になりました。欅坂46が巻き返すとすれば秋元康が気分を変えて笑顔を取り入れた5thシングル/風に吹かれてもで長濱ねるをセンターにすることくらいしかありませんでした。そこでも同調圧力が強く、平手友梨奈になってしまい平手友梨奈が休養できるチャンスは無くなってしまいました。6thシングル/ガラスを割れ!でもMVだけは平手友梨奈にしてしまい、平手友梨奈は一旦映画の為に欅坂46を離れました。当然センターの代役が必要になり、今泉佑唯と小林由依のWセンターを指名しました。ここで不満分子たちの苛めが始まり、今泉佑唯は休養せざるを得ない状況になりました。復帰後もソロ曲待遇に不満をぶつけた。
7thシングル/アンビバレントでも平手友梨奈がセンターに立ち、遂に今泉佑唯は卒業せざるを得なくなった。平手友梨奈本人は今泉佑唯のようにセンターを狙ってくれるメンバーは頼もしかったがどうしようもなかったのだろう。よきライバルだった今泉佑唯が去り、相談相手だった志田愛佳や米谷奈々未も相次いで卒業した。その4か月後には戦友長濱ねるも卒業を発表し、話し相手であった柿崎芽実も卒業を決めた。長濱ねるは最初から平手友梨奈を支えると約束していたが兼任で難しくなり、代わりに志田愛佳・米谷奈々未・柿崎芽実等の代役を宛がっていたが遂に自分も去ることになった。最後にお願いしたのは渡邉理佐だったが結局平手友梨奈も脱退することになった。もしやり直せるなら5thシングル/風に吹かれてもがセンター交代期だった。
4⃣ 平手友梨奈とは何者だったのか?
熱狂的なファンが多いので批判はしづらいが、明らかに秋元康に乗せられた操り人形だったのだろう。ある程度は想像していたけれど、交換日記の話が出てきてやり過ぎだと思った。平手友梨奈に才能があり、母親から酷い扱いをされていたから同情したのでしょうが、それにしても「2度と現れない天才だと思った」はない。長濱ねるは世間知らずだと言っているし、多くのメンバーは赤ちゃんだと言っている。秋元康は夜中も殆ど寝ないのだが、作詞家として夜中であれば高校生に一瞬で戻れるらしい。私も鏡さえ見なければ常に気持ちは30代なのだが、秋元康も若者の歌詞を書くのに大事な時間なのだろう。よりによってそこに平手友梨奈を招待し、語り合うのだからあんな詩が書けるのだろう。
秋元康はラジオで平手友梨奈は小学5年生の男の子と言っていたが、それは嘘で、明らかに男っぽい少し拗らせた中学の女の子だったと思う。その時秋元康は高校2年生くらいの男子だから恋愛感情より若者の不満を共感しあったのだろう。普通の人がこの話を聞くとキモイと思うのだろうが、私はクリエイターの仕事に役立つのなら有りだと思う。もっと言えば薬物に手を出してまでいい曲を書いたジョンレノン等もやむを得ないと思う。我々はアウトプットが欲しいので、そうしなければいい曲や作品が世に出せないのなら本人の犠牲の元に致し方ないのかなと思います。自分はクリエイターではないのでそんな必要性はないし、そこまで自分が追い込まれても絶対にやらないという自信はありません。
私は平手友梨奈の初年度は正にスーパーアイドルだと思っていましたが、14~15才にしてはという注釈付きです。家庭環境等に同情の余地はあるが、仕事に穴を空けだした辺りからの平手友梨奈には全く失望しました。と言ってもあの小娘があんな大胆な自己主張やサボりができる訳もなく、秋元康が了解しているからでしょう。それに対してソニーミュージックの経営陣は腸が煮えくり返っていたでしょう。その結末が日向坂46の隆盛と欅坂46の休止及び改名なのでしょう。サイレントマジョリティーは新人グループの記録でしたが、日向坂46はあっさりその記録を越えています。また映画-響-も賞を貰った割には興行収入5億と、北川景子や小栗旬を使ったことを考えると失敗作だったのでしょう。
個人的には-響-は新人にしてはよくやっていたと思いますが、問題はこれからで、今後公開される映画作品で実力が試されるでしょう。表現者としての能力は高いと思いますが、プロになれば上には上がいますから大変だと思います。本人も秋元康から離れた方がいいのかなと迷っているようですし、秋元康もRADWIMPSの野田洋次郎に楽曲から全て任せようと思っているようです。もう秋元康も限界だろうし、平手友梨奈も新たな世界に飛び込まなければ成長は無いでしょう。そういう意味では-響-で北川景子等のいい出会いがあったし、これからの映画の出演者等からも様々な影響を受けるでしょう。そして少し大人になった平手友梨奈が両親に感謝できるようになれたら両親も喜ぶのでしょう。
5⃣ 長濱ねるとは何者だったのか?
長濱ねるも平手友梨奈同様、地元の生活が嫌で飛び出しているから似た者同士でしょう。ただ大きく違うのは長濱ねるは理想の家族で、地元長崎をこよなく愛しているという点です。そんなに地元が好きなら東京なんかに行かなきゃいいのにと思う人もいるのでしょうが、私も若かりし頃は東京に憧れて5年過ごしました。地元の良さは出て初めて分かることも多いので、一度は都会で暮らすことも大事かなと思います。海外旅行に行って初めて日本の良さが分かるのと少し似ていると思います。最終選考会前日には長濱ねるの暫定センターが決まっていたそうですから平手友梨奈センターのサイレントマジョリティーも無かった可能性もあります。そういう意味では母親の連れ戻し事件は大きかったが、それを逆手にとってわざと加入を遅らせ、しかもけやき坂46をアンダーグループにするという離れ業を秋元康はやっています。
結局メンバーの反対によってそれは実現しなかったが、もしそうなっていたなら今頃は平手友梨奈・長濱ねる・今泉佑唯・鈴本美愉・柿崎芽実等と小坂菜緒・金村美玖・影山優佳・丹生明里・渡邉美穂が一緒のグループでやっていた可能性があるのです。私はそれをドリーム選抜としてブログの記事にしたこともありますが、全て夢幻に終わってしまいました。今回の映画を見ると長濱ねる・今泉佑唯・鈴本美愉・米谷奈々未・織田奈那・志田愛佳・長沢菜々香等の出番は殆どありませんが、残ったメンバーのPRでもありますから致し方ないでしょう。長濱ねるも普通であれば当然センターに立つ資格があるメンバーでしたが、それを許さなかったところに欅坂46の限界があったのでしょう。もし私がキャプテンであれば平手友梨奈が欅坂46を離れたいと言った2017年末に他のセンターについて皆で話し合ったと思います。
そういう意味ではキャプテンもその他の多くのメンバーも平手友梨奈におんぶにだっこが過ぎたのでしょう。それがまた平手友梨奈に大きなプレッシャーになったのでしょうし、次が育たなかった原因でしょう。菅井友香は良くも悪くも優柔不断で、佐々木久美と比べると先を見通す力が格段に違うように思います。菅井友香にとっても原理主義者5名の存在は厄介だったでしょうし、特に守屋茜の言動は大きくのしかかったのだと思います。でも経営者的視点で考えれば今のままの体制では平手友梨奈が欠けたら全てが崩壊するとは思わなかったのか不思議です。長濱ねるが気にかけていたのは寧ろけやき坂46の方で、卒業したいと申し出た時にはけやき坂46の独立も強く進言したようです。自分を慕って集まってくれたメンバーをいつまでも中途半端な環境には置けないという強い信念があったからだろうと思います。
2018年12月に運営に卒業を報告し、けやき坂46の独立を勝ち取った長濱ねるは翌月、平手友梨奈と一緒に映画を見て欅坂46卒業を報告しています。2019年1月2日のブログでは「毎日寄り添って励ましてくれるのは音楽で節目節目に決心させてくれるのは映画だな~」と書いています。そしてその言葉通り、3月6日に行われたけやき坂46のラストライブと日向坂46デビューカウントダウンライブを観覧した翌3月7日、8thシングル/黒い羊の個別握手会後に欅坂46を卒業すると発表しました。実に鮮やかな立つ鳥跡を濁さずの奇麗な去り方でした。虎は死んで皮を残すが、長濱ねるは去って日向坂46を残したのですからこれ以上の去り方はありません。欅坂46ではセンターに立てなかったが、坂道AKBでセンターに立ち、ソロ曲やユニット曲も沢山貰い、外仕事では正に欅坂46の顔として大活躍しました。
6⃣ 運営とは何だったのか?
今野義雄(53)はソニーミュージックエンタテインメントGM、ソニーミュージックレーベルズ執行役員、乃木坂46合同会社代表、Seed&Flower合同会社代表です。実質坂道グループの最高責任者なのですが、そんな人に食って掛かれる平手友梨奈は正に秋元康が育て上げた怪物でしょう。秋元康から見たら今野義雄なんて大した人物ではないのでしょうし、若かりし頃に怒鳴りつけている映像も見ました。今野義雄がQJ135号で「太陽だと思っていた欅坂46は月になり、月だと思っていたけやき坂46が太陽になっている」と言ってますが、印刷されたのが2018年1月5日ですから少なくとも平手友梨奈が出演した2017年12月31日の紅白より前でしょう。つまり、運営は平手友梨奈が紅白で不協和音をやって倒れて負傷してメンバーに暫くグループを離れたいと言った前に既にこの記事を書いている。しかもこの記事は秋元康も事前に見ているだろうし、もしかしたら平手友梨奈も知っていた可能性もある。
そう考えると平手友梨奈のあの紅白での異常な倒れ方は運営に対する意思表示だったのかもしれない。欅坂46センターに対するプレッシャー、新たな映画に対する不安、運営に対する不満が爆発した結果なのかもしれない。けやき坂46に2期生9名が加入した2017年8月13日からQJの記事を書く間には少なくともけやき坂46が太陽になると今野義雄は確信できたのだろう。チーフマネージャーの茂木徹は映画の中で「平手友梨奈がいないと何もできないのか?俺はそれは違うと思う」と言っていました。それくらい運営は脱平手友梨奈依存を訴えていたにも関わらずメンバーの反応は薄く、長濱ねるはただ悔し涙を流すばかりだった。それくらい、平手友梨奈・秋元康・TAKAHIRO等に全員が依存していた訳で、自分達で考えるという気持ちも無かったのだろう。これほどメンバーの意見が大きいのも宗教的に信じていたからだろうし、平手のバックにいる秋元康の存在が運営にとっても大き過ぎたのだろう。
7⃣ 感想
私は欅坂46の楽曲の大半は女子中学生平手友梨奈と高校二年生秋元康の合作だと思っています。卒業後の長濱ねるは大学に通いつつ、自分のやりたい仕事を選んで両立しています。本当は平手友梨奈も不協和音発売後辺りで海外留学してダンスや演技のレッスンをすれば良かったと思っています。欅坂46を離れてソロになってからまた推しメンに戻しましたが、それくらいソロとしての可能性を感じる人材ではあります。しかしながら長濱ねるも平手友梨奈もワンパターンの演技しか今はできないでしょうし、若手の有名女優に勝てるとはとても思えませんから女優としての成功は難しいと思います。もし女優を本職にするのなら一から学んだ方が近道だと思います。音楽の方はライバルたちのレベルが高過ぎて、もっと難しいと思います。結局長濱ねるは文化人、平手友梨奈は表現者としての才能を生かせる分野に進むのでしょう。
平手友梨奈と長濱ねるだけがSeed&Flowerに所属していますが、この後誰がソロメンバーとして残るのかも気になります。欅坂46では菅井友香が最有力候補でしょうが、他が浮かびません。あのダンスのレベルが一番高いと思われる鈴本美愉でさえ、選抜落ちしたし、事務所には残れませんでした。今は完全に欅坂46も今野義雄の手中にあるのでしょうから、前回選抜落ちした石森虹花、尾関梨香、小池美波、齋藤冬優花、松平璃子、山﨑天は気が気でないでしょう。平手友梨奈は卒業せず脱退したが、それだけ今野義雄に対する恨み辛みがあるのでしょう。今回の勝負は日向坂46を成功させ、欅坂46を一から作り直す方向に持っていった運営達大人の勝利なのでしょう。そんな気に食わない大人たちにMV撮影拒否で答えた平手友梨奈は凄いと言うしかないが、そこまでしてやっとメンバーも気持ちが変わったのでしょう。
新生欅坂46をどうするのかは今野義雄を筆頭とするソニーミュージック運営陣にかかっていると思います。前回選抜から漏れたメンバーもやばいが原理主義者5人もかなりやりにくいと思います。私なら一番のガンは守屋茜だと考えますが、守屋茜は当然でしょうが最近は考え方が変わったと言っています。それをどう考えるかで待遇が変わるのでしょうがキャプテン・副キャプテンを変えないとグループ名だけ変えてもあまり意味は無いと思います。人気メンバーが多く卒業していったことを考えてもキャプテンや副キャプテンにはグループの将来を見通せる能力も責任感も無いことが分かります。その場しのぎの責任感の無さがリーダーには致命傷になりますからそこがどうなるかが気になります。例えば佐々木久美であれば首を掛けてでも自分の主張をするような気がしますが、メンバーの意見を結構重要視しているようなので注目したい。
【その他の情報】
1⃣ 日向坂&欅坂&乃木坂&STU&カラバト&AKB等スケジュール
9/20(日) バナナマンのせっかくグルメ!!に日向坂46が出演(20時~)
9/20(日) 有吉いいeeeee!に丹生明里・影山優佳が出演(22時~)
9/20(日) 佐々木久美が林先生の初耳学に出演(20時15分~)
9/20(日) ワールドドキドキビデオに丹生明里・佐々木美玲・金村美玖が出演(22時30分~)
9/21(月) TBSCDTVライブライブ4時間SPに日向坂46が出演(19時~)
9/22(火) 長濱ねるがレギュラー出演中のセブンルール放送(23時~)
9/23(水) 日向坂46が1stアルバムひなたざか発売
9/23(水) 長濱ねるが週刊ザテレビジョンに登場し、マイセブンルールを公開
9/24(木) 佐々木美玲・河田陽菜・渡邉美穂がTHE突破ファイルに出演(19時~)
9/24(木) 影山優佳がDAZNフットボールフリークスにVTR出演
9/25(金) 齋藤飛鳥主演の映画/映像研には手を出すな公開
9/25(金) 渡邉美穂がとりあえずカンファレンスファイナルを見ように出演(9時45分~)
9/27(日) 有吉いいeeeee!に丹生明里・影山優佳が出演(22時30分~)
9/29(火) NHK-Eテレ/シュガー&シュガーに平手友梨奈が出演(22時50分~)
9/29(火) 長濱ねるがレギュラー出演中のセブンルール放送(23時~)
9/30(水) テレ東音楽祭2020秋に乃木坂・欅坂・日向坂が出演(18時25分~)
10/02(金) TIFオンライン2020/3daysに日向坂46が出演(~10月4日)
10/04(日) BS12かえるのピクルスに金村美玖・渡邉美穂・丹生明里が出演(21時55分~)
10/05(月) 欅坂46がベストアルバム発売
10/05(月) 志田愛佳の初冠ラジオ番組Luna×Monaが新潟放送で開始(21時30分~)
10/06(火) 長濱ねるがレギュラー出演中のセブンルール放送(23時~)
10/12(月) 欅坂46THE LAST LIVEin国立代々木競技場第一体育館2days
10/13(火) 長濱ねるがレギュラー出演中のセブンルール放送(23時~)
10/28(水) 白石麻衣が乃木坂46卒業コンサートを無観客配信で開催
11/13(金) 小林由依出演の映画/さくら公開
12/06(日) 日向坂46がひなくり2020in東京ドーム2daysを開催(~7日)
01/22(金) 平手友梨奈出演の映画/さんかく窓の外側は夜公開
※てちはねるがいる限り大丈夫だろうし、だからこそねるはSeed&Flowerに残ったのでしょう。ねるが欅坂46を卒業したのは自分の夢もあるのでしょうが、てちの苦しむ姿をこれ以上見たくなかったということもあるのでしょう。長濱ねるが卒業したら欅坂46は崩壊すると思っていた私はほぼその通り、櫛の歯が欠けたように崩れていく欅坂46を見て止むを得ないなと思いました。メンバーが早く平手友梨奈を見限って前向きに考えていたらこうはならなかったと思えるだけに残念です。でも欅坂46とはてちねるのことであると考えている私にとってはこれで欅坂46は真空パックされた伝説になったと思います。石森虹花が最近消息不明だが、原理主義者にとってはラストライブが絶好の引き時かなと思います。長濱ねると平手友梨奈が葬送曲でもある黒い羊で卒業したのは最高の辞め方だったと思います。