長濱ねるが9月4日からダ・ヴィンチ誌上でエッセイ/夕暮れの昼寝の連載を開始しました。ダ・ヴィンチは2018年6月6日にも直木賞/本屋大賞等を受賞した小説家辻村深月と対談していますので2度目の登場となります。先週遅まきながらトラペジウムを買って読みましたが、高山一実に続いて長濱ねるの連載が始まったからです。私だけでなく多くのねるファンは遅かれ早かれ長濱ねるの文筆活動が始まると思っていたと思います。理想はアイドルを22才くらいまでやりながらだったのですが、現実問題大学進学を考えるといつまでもアイドルをやっている訳にはいかなかったのだと思います。そういう意味では少し早めにアイドルを卒業したからこそセブンルールレギュラー出演もそうですが、アイドル後が充実している訳で却って良かったと思います。トラペジウムを読んで長濱ねるらしき人物が登場していたので楽しく読めましたので今日はその辺りを深堀したいと思います。
1⃣ トラペジウムの主人公達
トラペジウムとはオリオン座の中にある四重星の名前で、四つの星を結んだ形から不等辺四角形という意味も持つ。主人公は城州東高校一年生の東ゆう、高山一実の出身地千葉県房総半島を思わせる城州には東西南北に四つの高校があった。筆者自身と思われる東ゆうは他の三つの方角の高校の可愛い子と友達になる計画を進める。西にいるのは西テクノ高専という優秀な高校で高専ロボコンにも出場している大河くるみ、南にいるのはお嬢様学校の聖南テネリタス女学院の華鳥蘭子、北にいるのは城州東高校より偏差値が15上の城州北高校の亀井美嘉だ。この選ばれた3人は事前に知っていた訳でなく、西テクノ高専で知り合ったシンジという少年の力を借りながら出会うという話になっている。そして究極の目的である4人でアイドルグループを作りたいという夢はシンジだけに打ち明けているという話だ。
高山一実自身が実在のアイドルをイメージしていると言っていたので私はそれぞれ誰なのかを考えながら読んだので非常に面白かった。ただアイドル好きでない普通の小説好きの人が読むと物足りないと思うだろう。4人の中で一番可愛いのは圧倒的に大河くるみで1番人気、2番人気はお嬢様の華鳥蘭子、3番人気は整形美人の亀井美嘉、最後が主人公の東ゆうという設定からも高山一実自身が主人公であることはほぼ間違いないだろう。結論から言うと大河くるみは長濱ねるでほぼ間違いないだろう。華鳥蘭子はお嬢様で「ごきげんよう」というどこかで聞いたようなセリフを吐いているから真っ先に浮かぶのは菅井友香だ。社長令嬢のようだし、乃木坂46でお嬢様と言えば桜井玲香であり、カタリス学園という高校名も考えると桜井玲香の可能性もあるが、いづれにしても複数のアイドルのイメージを重ねたのだろう。
一番難しいのが亀井美嘉で、東ゆうと小学時代に同級生だった子で、整形の為に万人受けする顔になっていたのだ。これは誰か特定のアイドルを指しているのではなく、芸能界全体に蔓延する整形疑惑に対する警告の意味もあって作ったキャラかなと思います。でもこの子が意外にもボランティア活動に熱心ないい子で、そのケバイ作ったビジュアルとは似ても似つかぬいい子なのだ。黙って彼氏も作っているし、とても誰かを特定できるような人物ではない。4人の身長は大河くるみだけ小柄で、他の3人は身長が高く、特にお嬢様華鳥蘭子が一番高い。高山一実162cm、桜井玲香156cm、菅井友香165cm、長濱ねる159cmということを考えるとやはりお嬢様華鳥蘭子は菅井友香が一番しっくりくる。長濱ねるは別に小柄というほどではないが、この小説を書き始めた頃は157cmだったから小柄と言えるだろう。
2⃣ 大河くるみが長濱ねるだと思える理由
① たれ目
② うさぎのついたゴムの髪留め
③ 可愛い
④ 賢い
⑤ 高くか細い声
⑥ 物腰が柔らかい
⑦ 顔文字・うさぎ・ハート等の絵文字を多用する
⑧ 小柄
⑨ あひる口
⑩ 真っ白な歯
⑪ にま~と効果音のつくような笑顔
⑫ 抱きしめたくなる切ない表情
⑬ ボブ
⑭ うさぎのロボット
⑮ 萌え袖
⑯ アイドルになりたいというよりも一度経験してみたいというレベル
※仮に坂道グループから人選したとすればたれ目・うさぎ・可愛い・賢いだけでも長濱ねるに絞られるだろう。その他の特徴も殆ど全て長濱ねるに当て嵌まるから問題はトラペジウムを書き始めた頃に長濱ねるや菅井友香が知れ渡っていたかどうかだろう。そこで高山一実の軌跡と長濱ねるの軌跡を文学を中心に重ねてみました。
3⃣ 高山一実と長濱ねるの軌跡
2014/10/00 乃木どこ?で高山一実が湊かなえの3作品に対する推薦コメントを書いた
それを見たダ・ヴィンチの担当者が連載のオファーを出した
2015/04/00 ダ・ヴィンチ誌上で乃木坂活字部が結成され連載が始まった
部長は高山一実で、部員は読書好きの中元日芽香と齋藤飛鳥だった
2015/08/21 欅坂46の最終オーディションが実施され、欅坂46が結成された
2015/11/30 長濱ねるが冠番組で欅坂46のアンダーグループけやき坂46として加入した
2016/01/05 高山一実がダ・ヴィンチ誌上でキャリーオーバーという短編小説を書いた
このショートショートが好評で、高山一実に小説を書かないかとオファーがあった
2016/03/07 長濱ねるのブログにうさぎの人形の写真が登場した
2016/03/17 長濱ねるのブログに萌え袖の衣装で登場した
2016/03/29 長濱ねるがくりぃむクイズミラクル9に初出演し、いきなり100万円獲得に貢献
2016/04/06 高山一実がダ・ヴィンチ誌上で隔月でトラペジウムを連載開始、後に不定期になる
2016/04/06 欅坂46がデビューし、長濱ねるは乗り遅れたバスで平手友梨奈等を従えてデビュー
2016/04/10 長濱ねるが冠番組で欅坂46初代インテリ女王になった
2016/05/08 けやき坂46に新メンバー11人が加入し、長濱ねると合わせて12名になる
2018/01/22 長濱ねるが小説BOC8誌上で推理小説作家誉田哲也と対談
2018/06/06 長濱ねるがダ・ヴィンチ誌上で直木賞・本屋大賞作家辻村深月と対談
2018/09/05 長濱ねるがQJ139号の西加奈子特集で表紙に登場し、西加奈子を絶賛
2018/10/10 長濱ねるがVOICE誌上で、人気アイドルが語る読書論として掲載される
2018/11/06 長濱ねるがNHKドラマかんざらしに恋してのロケに参加
2018/11/28 高山一実のトラペジウムが単行本として発売された
2018/12/00 長濱ねるが新宿のおかまバーで仕事の悩みを打ち明ける
2019/03/07 長濱ねるが欅坂46卒業を発表
2019/07/31 長濱ねるが欅坂46を卒業
2020/04/24 高山一実のトラペジウムの文庫本が発売された
2020/07/07 長濱ねるが芸能界に復帰し、セブンルールレギュラー出演
2020/09/04 長濱ねるのエッセイ夕暮れの昼寝がダ・ヴィンチ誌上で連載開始
キャリーオーバー:https://ddnavi.com/news/279395/a/
4⃣ 西野七瀬の読書感想文
「締切がやばい」。かずみん(編注:高山一実)が小説の連載を始めてから、何度もこの言葉を耳にしました。同部屋だったホテルで原稿に向かっている姿だったり、仕事終わりにご飯に誘っても「締切があるから……」とストイックに帰ってしまう。だからこそ、やっと初小説を刊行するかずみんを見て、誇らしい気持ちで胸が一杯です。
普段は設定が頭に入ってこなくて、小説はあまり読めないんですが、この作品には没頭できました。それは、主人公の東ゆうちゃんをはじめ、作中に登場する女の子たちのイメージが画として浮かんできたから。読んでいる最中、作者がかずみんであることをすっかり忘れてしまっていました。この作品を書いたのは、プロの作家さんなんだ。そんな思いで読み進めることができたんです。
これはかずみんにも聞いてみたいけれど、どの人物にも乃木坂メンバーの面影がにじんでいるように感じました。目標に向かって一生懸命な東ちゃんには、かずみんの性格が表れているように思います。それに引っ張られる他の女の子たちも、読みながら「あのメンバーのことかな?」なんて想像することができて、すごく楽しかったです。もしかしたら、私自身のことも使われているのかな、なんて思ったり(笑)。
とくに驚いたのは、表紙のイラスト。自分で言うのもおかしいけど、私に似てますよね(笑)。部分部分は違っても、全体で見ると似ている。ちょっとだけ、かずみんの愛情を感じました。ありがとう。この作品は、希望と夢にあふれています。実際にアイドルをしている私でも、作中に登場するアイドル志望の子たちをすごく応援したくなりました。普段、乃木坂46を応援してくださっているファンの方たちも、トラペジウムに出てくる女の子たちを応援したくなるはずです。
最後にかずみん、本当にお疲れさまでした。勝手を言うと、今後も書き続けてほしいです。そして、それを読みたい。次も楽しみにしています。でも、あまり無理はしないでね。
5⃣ 齋藤飛鳥の感想文
眉を下げて笑う。トラペジウムの話をするかずみさんは、いつにも増して早口だった。この作品を通して私はかずみさんのことを考え、理解し、すべて知り尽くした気になって楽しんでいる。かずみさんの文章はとても優しい。説明的で分かりやすく、読み手を導く細かな工夫はそう簡単に出来るものではないんじゃないかと思った。しかしそう感じたとき、同時に気づくことがあったのだ。読み進めていくと頭に浮かぶ、かずみさんの悪戯っぽい笑顔。この人いま楽しんでいるぞ。この人読み手をグラつかせにきているな……。
基本的には読み手に委ねてくれる文章の波。時々それに乗れなくなる。私はどうも、それが好きらしい。小説家としてのプライドを微かに感じるような気がするのだ。いかにこの作品を大事にしているのかがよく分かる。文章には人となりが表れる。というのが本当だとして、それに当たり前に恐怖を抱くのが齋藤飛鳥だ。しかし高山一実先生。貴女はこちら側の人間では無いのやもしれない。もしかすると貴女は、そんな恐怖に出会う必要が無いのやもしれない。
文章を書いて損をすることは確かにあるはずだが、貴女はそれを避けて通ることができるのではないか。むしろそれすらも有効に利用出来てしまうのではないか。そんな人がいるのか。夢のある小説家だな、素直にそう思った。非常に羨ましい。見事だとしか言いようがない。アイドル兼小説家として歴史に刻まれてもいい。それ程までに素晴らしい。思わず自分とかずみさんを、こちらとあちらの世界で分けてしまうことも許してほしい。乗りに乗ってきたが、私はいま大真面目である。ストレートに褒めるのが照れ臭い。
そしてアイドルについても小説についても、専門的なことを何一つ知らない。だからこうして逃げるのだ。逃げてばかりの毎日。この作品を参考に、自身を改めてみようと思った。かずみさん、ありがとう。
6⃣ 長濱ねるの読書感想文
トラペジウム、読ませて頂きました。大先輩である高山さんに敬意を表し、自分なりに感想を書かせて頂きます。拙い話し言葉になってしまうこと、ご了承願います。
トラペジウム、水のようだった。清く澄んだ混じりけのない水だ。誤解を恐れずに言うと、気取らず美しく“飲みやすい”。作者の人となり、記憶、出会ったもの見てきたものをたっぷりと含みながら山を下ってきた雪解け水のようだった。純度の高い水はとてもとても美味しい。読み終えたときに思わず、おかわり!と手を上げてしまう私がいた。
トラペジウム、星のようでもあった。冬の夜空に瞬く透き通った星だ。深く暗い夜を含んだ星。綺麗なものを見ているのにどこか悲しく物憂くなる。その中で光を放つ星に我に戻されはっとする。儚さに勇気をもらう。読み終えたときにまだずっと星空を眺めていたいと思った。ふふっと思わず声を出してしまうコミカルな場面やひとつひとつの凝った表現、映像が鮮明に目に浮かぶ煌めく疾走感。
見透かされているようでどきっとしたり、ふと、ぽつんとした孤独を感じたり、最後にはどばどばと温かいものが流れ込んでくる丁寧で優しい物語だった。読んでいて、すごくすごくすごくわかる、と思った。これは高山さんだからこその言葉だ、と思った。気が早いのだが、ぜひ次の作品も読みたい、と心から願う。既にトラペジウムの大ファンである。また更に高山一実さんの魅力に囚われたようだ。また更に好きになってしまった。
7⃣ 感想
私の感想は流石25万部突破しただけのことはあるなという感想です。更に私も買ったが文庫本も加えればもっと凄いのだろうが、アイドルファンにはお勧めで、特に坂道ファンには必須の小説かなと思います。小説を読むのが苦手な私でもこのアイドルは誰かなと考えながら読めばあっという間に読み終えました。大河くるみが長濱ねるだとは多くの人が同意してくれると思うが、お嬢様は関有美子もぴったり当てはまりそうだ。会社の社長という設定のようだが、関有美子はあの有名な関家具のご令嬢だというもっぱらの噂ですからね。西野七瀬もイラストに自分にそっくりなメンバーがいて嬉しかったと書いているし、それぞれが自分の読み方で楽しめばいいと思います。
私が気になっていた理由の一つがあのイラストの素晴らしさで、左から華鳥蘭子、大河くるみ、亀井美嘉、東ゆうだと思います。たえというイラストレーターが書いたようです。キャラの中には親友も3人いるようで、シンジは何でも相談できるOLのりかっちかなと思います。またプロデューサー等の業界人は実際にフジテレビの報道部に勤めているナッサンだろうし、亀井美嘉はボランティアの話から歴史の教員をやっているイサオからヒントを貰っているのでしょう。大河くるみが長濱ねるだという根拠は他にもあって西と言えば西日本だから長濱ねるの故郷長崎は正にその方向だし、しかも高校は県下随一の名門長崎西高校です。感想文も三者三様で面白いと思います。
くるみというひらがなの可愛い名前も当時ひらがなけやきに加入したねるを考えると想像に難くない。高専ロボコンで大河くるみはうさぎのロボットで準優勝するが、長濱ねるもライブでうさぎのぬいぐるみと一緒に踊っていた。亀井美嘉は整形美人というだけで触れたくないのだが、あえて触れると目が大きく、鼻筋が通っていて万人受けする顔で、派手目で男好きする顔だが中身は静かで素朴でボランティア活動を熱心にやっているという設定だ。できるだけ4者4様にしたかったのだろうからそれぞれが被らず個性に溢れている。現役アイドルの小説家デビューという称号は高山一実になったが、長濱ねるには令和の窓際のトットちゃんと呼ばれる作品を期待しています。
【その他の情報】
1⃣ 日向坂&欅坂&乃木坂&STU&カラバト&AKB等スケジュール
9/08(火) 尾崎世界観のTBSラジオACTIONに長濱ねるが16時30分から生出演(15時30分~)
9/08(火) 長濱ねるがレギュラーを務めるセブンルール放送(23時~)
9/08(火) 平手友梨奈が東京FMのTOKYO SPEAKESYに出演(25時~)
9/09(水) 乃木坂46オールMVコレクション2~あの時の彼女たち発売
9/09(水) 山口陽世がSHOWROOM開催(21時~)
9/09(水) 欅坂46がシブヤノオトに出演(24時50分~)
9/10(木) 金村美玖がSHOWROOM開催(21時~)
9/12(土) 田舎で1000万プレイヤー第一弾放送(13時30分~)
9/12(土) MUSIC DAYに日向坂46・欅坂46・乃木坂46が出演(15時55分~)
9/13(日) 有吉いいeeeee!に佐々木久・丹生・金村・松田・渡邉が出演(16時~)
9/15(火) 高山一実と澤部が田舎で1000万プレイヤー第二弾に出演(19時~)
9/20(日) 有吉いいeeeee!に丹生明里・影山優佳が出演(22時~)
9/21(月) TBSCDTVライブライブ4時間SPに日向坂46が出演(19時~)
9/23(水) 日向坂46が1stアルバムひなたざか発売
9/25(金) 齋藤飛鳥主演の映画/映像研には手を出すな公開
9/27(日) 有吉いいeeeee!に丹生明里・影山優佳が出演(22時~)
10/04(日) BS12かえるのピクルスに金村美玖・渡邉美穂・丹生明里が出演(21時55分~)
10/05(月) 欅坂46がベストアルバム発売
10/12(月) 欅坂46THE LAST LIVEin国立代々木競技場第一体育館2days
10/28(水) 白石麻衣が乃木坂46卒業コンサートを無観客配信で開催
10/30(金) 平手友梨奈出演の映画/さんかく窓の外側は夜公開は2021年に延期
11/13(金) 小林由依出演の映画/さくら公開
12/06(日) 日向坂46がひなくり2020in東京ドーム2daysを開催(~7日)
※明日はセブンルールの町の本屋特集2回目、何と入場料を取る本屋の話らしいが文学少女長濱ねるにとっては最高の番組の最高の特集なんだろう。長濱ねるの軌跡を辿っていると2018年初頭から始まった作家との対談の連続やNHKドラマかんざらしに恋して等で本当に自分がやりたいのはアイドルじゃないと気付いたのだろうと思います。だから平手友梨奈即ち欅坂46を支える仕事とどちらを選んだらいいのかおかまバーで聞いたのでしょう。わたしもレディマドンナに行って聞いた時はママはねるちゃんはもう芸能界に戻らないだろうと言っていましたし、渡邉理佐も辞めそうだと言っていましたから外れたことになります。その辺はファンの方が詳しくて当たり前なのですが、ファンの期待を裏切らないのが長濱ねるだと思います。長濱ねる&STAFFのフォロワー数が27.3万人を越え志田愛佳の27万人を越えました。次は今泉佑唯の37万人が目標ですのでフォローがまだな方は是非フォローをお願いします。
長濱ねる&STAFF:https://twitter.com/neru_and_staff