KEYHOLDER(4712)とは皆様ご存じの通りSKE48の運営会社ゼストの親会社であり、乃木坂46を運営するノースリバーも傘下に収めました。普通に考えて株価は大きく上がるはずですがどうもそう簡単には上がりません。そこで今日は尊敬する秋元康の苦悩とこれからKEYHOLDERにどのように関わっていくことになるのかを考えてみます。乃木坂46は今や女性アイドルグループ界ではトップを走っていますが、KEYHOLDERはTWICEやIZ*ONEにも絡んでいるようです。このブログは音楽と株のブログですからKEYHOLDERが気になる乃木坂46ファンにも金儲けしたい投資家にも参考になるように書きました。
1⃣ 株主構成
① Jトラスト(8508) 38.7%
② ユナイテッドエージェンシー 12.8%
③ 藤澤信義 6.0%
④ 森田篤 2.4%
⑤ 電通グループ 1.4%
⑥ JPモルガン証券 1.1%
⑦ エイベックス・エンタテインメント 0.9%
⑧ ワタナベエンターテインメント 0.9%
⑨ SBI証券 0.9%
※筆頭株主であるJトラストは東証2部上場会社であり、1998年9月8日に上場した。保証、債権回収、アジア銀行等で構成する金融グループであり、単独では64名、連結では4,420人の従業員がおり、平均年収は720万円である。2位のユナイテッドエージェンシーの大株主はKEYHOLDER、14.21%保有しており、相互持合いのようだ。
2⃣ 決算
2020年12月期中間決算(2020/1/1~2020/6/30)
20/12月期中間 19/12月期中間 20/12月期予想
売上高 53億1,700万円 60億2,500万円 80億円
営業利益 -5.87億円 -2.04億円 3億円
税引き前利益 -6.51億円 -3.64億円
当期利益 -5.27億円 -3.65億円 4億円
1株年間配当 10円
3⃣ 株価推移
株価
1998/11/00 ジャスダック上場
2011/03/15 40円 上場来安値(単位変更前の為、実質は400円)
2013/08/30 2,85円 上場来高値(単位変更前の為、実質は2,850円)
2020/03/31 46円 年初来安値
2020/08/12 -- この日を境に単価が10倍に変更された
2020/08/13 1,169円 上場来高値(単位変更したからで、実質は年初来高値)
2020/08/14 1,120円 本日前場終値
※この会社の適正価格を考えると、2018年6月18日にKEYHOLDERが実施した第三者割当による新株予約権募集に応じた外部協力者3名の行使条件がある。秋元康の新株予約権は2,500万株であり、125円で行使できる。通常は株価が行使額を上回れば行使するが、下回った場合は放棄できる。つまり勝ち逃げできるのだが、秋元康らの行使には条件があって行使日までに半額を一度でも切れば新株予約権を行使日までに行使価格で全て買い取らなければならないという条件があったのだ。
秋元康は125円の半額62.5円を一度でも終値で割れば2028年7月23日までに31億円差し出すはめになるのである。単価が10倍になった現在では適正価格は1,250円であり、その半額は625円なのだがコロナの関係で3月31日には何と460円まで下がったのである。巨額の評価損を避けるためには、KEYHOLDERの株価を引き上げるしかない。秋元氏は全力で同社の業績向上に向けた努力をするだろう。そうなれば、やや陰りが見え始めたアイドルグループビジネスの新たな起爆剤となる取り組みも期待できそうだ。
秋元氏たちへの新株予約権についてKEYHOLDERは「中長期的な当社の企業価値の向上およびこれによる株主の皆様の利益向上を実現するため、両氏(秋元氏と実弟の秋元伸介氏)が中長期にわたって当社株価の上昇に対する強い動機付けを得られるよう本新株予約権を設計する」としていたが、皮肉にも株価の大幅な下落でその通りになった。私がKEYHOLDERをお勧めする一番の理由が正にこの事実であり、秋元康はKEYHOLDERの業績を上げる為に獅子奮迅の努力をしなくてはならなくなったのである。その結果として秋元康は乃木坂46をソニーミュージックと折半で運営するノースリバーの株式をKEYHOLDERに差し出すことにしたのだ。
4⃣ 従業員
単独 21名
連結 507名
年齢 41才
年収 602万円
※筆頭株主であるJトラストの平均年収が720万円ですからどちらも結構貰っている。
5⃣ 業務内容
① 不動産事業 46%
② 映像制作 24%
③ 総合エンターテインメント 15%
④ 商業施設建築 8%
⑤ 広告代理店 5%
⑥ その他 2%
※この会社の儲け頭は不動産事業だが、総合エンターテインメント企業になるべく、積極的な投資をしている。理由は商業施設建築の中心はパチンコホールなのだが業界がシュリンクしつつある為に大きな変化を求められているからだ。例えば子会社であるゼストが運営しているSKE48がそうだが、そこの役員が不祥事を起こして株価が一時99円まで急落したこともある。他にも株式交換等で数々の映像制作会社を子会社化し、NHKの突撃カネオくん・マツコの知らない世界・林修の今でしょ!講座・しくじり先生俺みたいになるな・有吉ジャポン・でんじろうのTHE実験・内村ツボる動画大賞・今夜はナゾトレ・戦国武将総選挙・蝶の力学等の優良コンテンツを持つ企業になった。つまりそれは優秀な人材を確保できたということでもある。
角川春樹事務所とも合弁でホールワールドメディアを設立し、PoPteenを軸に展開している。デジタルコンテンツでは乃木恋・TWICE GO!GO!Fightin・IZ*ONE rememberZ等の優良コンテンツも有している。広告代理店事業としてはセブンイレブンフェアを任されており大きな収益事業となりつつある。カラーコンタクトレンズ部門では西野七瀬をCMに起用している。ライブエンターテイメント事業では劇場運営をやっており、SKE48以外にも新人発掘を行っており養成スクールも運営している。そんな中でNovelbrightという将来有望なグループも生まれた。ノースリバーからは芸能人の送迎を行う事業も引き継いでいる。その他事業には運送業・青果事業・飲食業もある。
6⃣ 感想
KEYHOLDERは乃木坂46の事業運営を行っているノースリバーを7月1日に子会社化したことにより、乃木坂LLCの運営権利の50%を取得した。年初来コロナの影響もあって460円まで下がっていた株価も大きく上昇し、今のところ最安値は990円ですから大底は1,000円だと考えて間違いないだろう。私はKEYHOLDERの大株主になるべく買い増しばかりしていた為に大きな含み損になっています。どう考えても秋元康が行使する1,250円でも安い訳ですからじっと辛抱するつもりです。ところが証券会社によってはそれを許さない会社があります。私の場合5つの証券会社に振り分けているのですがSBI証券だけ一旦返済を強要され、今週初めに泣く泣く大きな損切をしました。
当然倍返しとばかりに買い直しましたがよく見ればKEYHOLDERの株主にSBI証券があるではありませんか?意味が分からないが、他社は端数になる分だけ返済を迫られましたが、金額が小さいのであまり痛くもありませんでした。とは言っても半年期限の信用買いがメインですから12月までには上がってもらわなければ私も秋元康同様干上がります。1,250円以下である今買えば秋元康より安く買えるんだと言うことだけは知っておいてください。しかも現時点で1,131円ですから100株であればどんなに負けても13,100円でしょう。年内に少なくとも1500円は行くでしょうし、上手くいけば年初来高値の2,240円も夢ではないでしょう。くれぐれも投資は自己責任でお願いします。
【その他の情報】
1⃣ 日向坂&STU&カラバト&欅坂&乃木坂&AKB等スケジュール
8/14(金) 丹生明里が有吉ジャポンⅡに出演(24時20分~)
8/15(土) 松田好花が王様のブランチのグルメ訪問コーナーに登場(午後)
8/17(月) しくじり学園お笑い研究部に佐々木美玲が出演(0時15分~)
8/21(金) 欅坂46ラストシングル/誰がその鐘を鳴らすのか?を発売
8/21(金) 欅坂46がミュージックステーション2HSPに出演(20時~)
8/29(土) 久保史緒里が楽天イーグルスの始球式に登場
9/02(水) STU48が5thシングル/思い出せる恋をしようを発売
9/04(金) 映画/僕たちの嘘と真実DOCUMENTARY of 欅坂46公開
9/23(水) 日向坂46が1stアルバム発売
9/25(金) 齋藤飛鳥主演の映画/映像研には手を出すな公開
10/30(金) 平手友梨奈出演の映画/さんかく窓の外側は夜公開
11/13(金) 小林由依出演の映画/さくら公開
12/06(日) 日向坂46がひなくり2020in東京ドーム2daysを開催(~7日)
※このスケジュールを書いていて思ったのはKEYHOLDER関連の番組が多いと言うことです。有吉弘行・でんじろう・しくじり学園・林修・内村光良等と多く共演できているのは番組を制作しているのがKEYHOLDERだからということもあるようです。KEYHOLDERが乃木坂46だけでなくTWICEやIZ*ONE等、これほど手広くやっているとは思わず株を買っていましたが今回の記事を書いて安心して今週も買い増しました。これからも買い増す予定だが持株比率0.9%を越えて大株主欄に名前が出ないように気をつけます。(笑)