ここ数日の安倍総理によるトランプ大統領に対する接待はやり過ぎにも思えるものです。でも日米同盟を重視すればこれ以上の接待はないだろうし、素晴らしいとも言えます。それと正反対なのは韓国の対応で、軸足は北朝鮮と中国に移っており、米韓同盟は最悪の状態になっています。それでもアメリカと取引したい北朝鮮からは役に立たない国と罵られ、中国からも存在感の無い国と軽視されています。当初の目論見はどこにもつかず仲裁国家として存在感を示したかったのでしょうが、軸足がはっきりしていないと言うことはそれだけ信用ならないと見られる訳です。逆にアメリカと同盟を強化した日本の方がアメリカに対する影響力があるから北朝鮮も中国も日本を重視しなければならない状況になっている訳です。安倍総理の良さは軸足をアメリカに置きつつも重要な諸外国と対話を重ねていることです。
私が戦後の総理で評価しているのは優れた政治感覚と強いリーダーシップで戦後の混乱期にあった日本を盛り立て、戦後日本の礎を築いた吉田茂です。ふくよかな風貌と、葉巻をこよなく愛したことから和製チャーチルとも呼ばれた。戦後に内閣総理大臣を一旦退任した後で再登板した例は、吉田茂と安倍晋三の2人のみである。それ以外では所得倍増計画を打ち出し、高度経済成長を果たした池田勇人、日韓基本条約批准、非核三原則提唱、沖縄返還をなし遂げ、ノーベル平和賞を受賞した佐藤栄作、日本列島改造論で、高速道路・新幹線・本州四国連絡橋などの高速交通網で結び、地方の工業化を促進し、過疎・過密・公害の問題を同時に解決するとした田中角栄、郵政民営化と拉致問題を進展させた小泉純一郎等ですが、安倍総理は歴代でも一番評価してもいいと思える総理大臣だと思います。
1⃣ トランプ大統領登場時の記事(2016年11月10日)
昨日のTV番組でキャスターの安藤優子がサイレントマジョリティーに期待したクリントン陣営の読み違いだったという話をしていたが、正にその通りになった。BBCもサイレントマジョリティーの台頭と言っていたようだが、トランプはサイレントマジョリティーに訴える動画も作っていたらしい。秋元康のセンスには恐れ入るが、サイレントマジョリティーの惹起が今年のテーマなのかもしれない。物言わぬ民衆の意思が予想外の展開を引き起こしていて、イギリスのEU離脱やトランプ大統領誕生もそうだし、フィリピンのドゥテルテ大統領もそうかもしれない。綺麗ごとで済まそうとする一部の富裕層や政治家の思惑に名も無い民が無言の声を上げ始めたのだろう。バック・トゥ・ザ・フューチャー脚本家のボブ・ゲイル氏は昨年、ビフのモデルがトランプ氏であることを明かしている。
トランプの暴言には呆れ、絶対大統領にはなれないだろうと予想していた人が大半だっただろう。そういう私も可能性は20%もないだろうと思っていました。ただ、彼の数々の暴言は選挙に勝つ為の作戦だということは分かっていました。サイレントマジョリティーの目を覚まさせる為には過剰なくらいの話をしないと動かないからです。クリントンは勝ちを確信し過ぎて戦略を完全に見誤りました。トランプの悪口ばかり言っていたらトランプと一緒です。クリントンがやるべきはトランプの問題点の指摘ではなく、具体的な施策の提示だったと思います。私がトランプ大統領も有り得るなと思った一番の理由はアメリカ合衆国という国の成り立ちと選挙制度だと思っていました。
アメリカの州は都道府県ではなく、それぞれ独立した国なんです。だから理不尽な選挙制度でも変えようとしないのです。つまりワシントンに全て委ねるのではなく、各州が独自の法律や選挙制度を取っている訳です。今回の選挙人獲得数もトランプ290人、クリントン232人と大差になったが、得票率はクリントンが勝っていた。大麻が合法な州もあれば、死刑制度も全く違う。選挙制度については酷いもので、2人の大統領候補を書いている投票用紙もあれば、別に選挙人と呼ばれる人の名前が書かれた投票用紙もある。つまりヒラリー推しの選挙人に投票してもその人がトランプに投票すれば自分の思った人と違う人に投票したことになるようです。大きな問題はあっても州の独立性を重視するから統一しようという話にはならない。
サイレントマジョリティーも州毎に中身が違う。トランプはそういうアメリカ合衆国の特殊性を最大限利用し、サイレントマジョリティーに呼びかけたから勝ったのだ。私が聞いた演説で一番心に刺さった話はクリントンに任せたら今までと同じ政治がまた4年続くことをあなた方は許せるのか?という言葉です。つまりチェンジチェンジと言ってもあまり変化しなかったオバマ大統領以上に期待できないのがクリントンだった訳です。だからトランプが勝ったというより、クリントンだけは嫌だということでしょう。トランプの政治家としての手腕は未知数ですが、実業家としての手腕はどの政治家よりあるでしょうから経済面は上向くことが予想されます。
過去のしがらみがない分、自由にやれる強みもあるでしょう。後は共和党の実力者たちがどれだけバックアップするかでしょうが、多少の問題はあっても大統領になったのだからバックアップするのは間違いないでしょうから大きな問題にはならないと思います。個人的にもクリントンがやるよりワクワク感はあります。勝利宣言後にトランプは普段は使わないプロンプターを見て話し、内容もしっかりしたものだったようだ。つまり選挙中はクリントンに勝つ為に自由奔放に喋っていたが、もう大統領になるのだから共和党が用意した文章を読んでみせた訳だ。政治手腕は未知数だが、自分のこだわりの施策は曲げないだろうが、それ以外は共和党の方針に沿って着実に熟すのだろう。少なくとも弱小フィリピンの大統領のような暴言を吐く必要はないだろう。
2⃣ 韓国の文在寅大統領
日本人から見たら北朝鮮の金正恩のスポークスマンのように見えているが、決して首席補佐官程の評価をされていないのが可哀そうなところだ。ミサイルを発射されても人道支援の為に食料を送りたいとか開成工業地区再開の話し合いをしたいとか言って金正恩からは「話を逸らすな、我々が求めているのは経済制裁の解除だ」と窘められる始末です。その上で仲裁者のような行いを批判し、「朝鮮民族の為だけに働け」と罵倒されている。ミサイル発射も飛翔体と言って非難もせず、北朝鮮からは完全に舐められている。安倍総理はミサイル発射を批判しているが、トランプ大統領は自国に届く長距離弾道ミサイルでないから問題視しておらず、寧ろ金正恩は立派な指導者だと言っている。
中国とロシアも長距離弾道ミサイルでなければ脅威ではないからそれ程批判はしていない。核開発だけは全ての国が批判しているが、短距離ミサイルで被害を被るのは韓国とせいぜい日本くらいまでだからそれ程問題視していない。短距離ミサイルは韓国や台湾でも持っており、持っていない日本は寧ろ異常だろう。だから米軍の助けが必要なのだが、下手に日本がミサイルを持つより世界最強の米軍に守ってもらっている方が余程有効だろう。もし韓国と北朝鮮が統一したら経済的にも軍事的にも日本にとって一番脅威なのは間違いなく、その可能性もあるから日本も備えをしなければならない。一番安上がりで効果的なのはアメリカの最先端兵器を買うことだろうし、日米同盟強化だろう。
日本人にとって一番不思議なのはあれだけ駄目な文在寅大統領の支持率が50%を越えていることだ。
私はこの事実に愕然としているし、もう韓国の赤化は完了しているのではないかと思います。北朝鮮の影響力が強くなったのは1998年の金大中大統領からで、初めての左派政権が誕生してからだった。この大統領は功罪があって日本のいい文化は取り入れようとそれまで禁止されていた日本の映画や音楽などの日本文化を受容した。天皇陛下にも敬意を払っており、領土問題も海を共同管理するという考えのもと日本の漁場も広がった。太陽政策と言う方針の元、北朝鮮にも食糧支援等をして関係改善をし、ノーベル平和賞まで貰った。ところが北朝鮮は陰で核開発をしていたのだ。
それまで隠密裏にスパイ活動していた北朝鮮はこの頃から表舞台でもスパイが活動するようになった。私が完全に北朝鮮による韓国人洗脳が成功したなと感じたのは2010年3月2日に発生した天安沈没事件以降だ。この北朝鮮の疑いが非常に高い事件で韓国軍に46名の死者行方不明者が出たにも拘らず北朝鮮を疑うことをしなかったからだ。少々のことには目を瞑っても祖国統一を願っている国民が多いと言うことだ。2011年11月23日に発生した延坪島砲撃事件も異常な事態で、いきなり北朝鮮が韓国に砲撃し、この砲撃で兵士2人と民間人2人が死亡し、重軽傷者が19名に上った。我々が留意しなければならないのは同じ国民だから理不尽なことが起こっても辛抱するということだ。
その反動が全て日本に向かっており、それを主導しているのが北朝鮮のスパイであり、そこら中にいる。政界は勿論、経済界でも芸能界でもそこら中にいる。特に多いのが教育界で、2009年に韓国で発売された親日辞典が対南工作最大の成果であり、親日的だった韓国人の地位を貶め、財産を没収しだしたのだ。恐らくこれで自信を深めた北朝鮮は天安沈没事件や延坪島砲撃事件を起こして試したのだろう。それ以降は益々日韓関係は悪くなるばかりで、遂にはアメリカとの関係までおかしくなったのが昨今の情勢だろう。天皇を日王と呼び、謝罪に来いと要求する世界で唯一の国にもう付き合う価値はないし、内実は北朝鮮に思想的に洗脳された北朝鮮従属国家に成り下がったと言うことだ。
3⃣ 日本を取り巻く環境
日本を取り巻く環境は非常に好転していると思います。ヨーロッパ各国が難民問題等で足並みが乱れ、アメリカは呆れて最重要地域を太平洋・インド洋に定め、次に中東地域の安定化に注力し、残った力は自国の強化にオールインしています。要は中国をこのまま思い通りにさせていたらアメリカの地位も危うくなると言う危機感です。それは日本も同じで、中国の夢は尖閣諸島を奪還し、台湾や沖縄を自国の領土とし、太平洋を自分の海にすることです。ホリエモンは領土を全て相手国に与えて代わりの利益を取ればいいと馬鹿なことを言っています。中国が尖閣諸島だけで満足する訳はなく、あれほど馬鹿とは思ってもいませんでした。
日本がどれだけ武装してもアメリカ・ロシア・中国に敵う訳はなく、そのいづれかの国と軍事同盟を結ぶしか自国を守ることは出来ません。現時点では圧倒的なアメリカに付くのが最善策で、特にアメリカはF35という世界最高の戦闘機を持っていて、しかも日本に一部組み立てを任せ、軍事機密も教えると言ってくれているのだ。今回のトランプ訪問で日本はF35を105機追加で買って同盟国の内で一番保有する国家になる。自衛隊の護衛艦かがに初めて日本の首相とアメリカの大統領が乗り込み、日米の兵士を激励したのは日米軍事同盟が過去最高の結びつきになったと言うことだ。これで日本にちょっかいできる国は無くなったと言える。
この護衛艦かがは直ちに空母化する計画で、それをトランプ大統領が言っていることに意味がある。この船は建造費1170億円のヘリコプター搭載護衛艦であり、満水排水量が2.6万トン、全長248mもあり、旧海軍の空母加賀とほぼ同じ大きさだ。ヘリコプターを乗せるのにこんな大きな船はいらない訳で明らかに垂直離発着できるF35B搭載が前提の空母だった訳です。恐らくアメリカの空母に次いで戦闘能力が高い空母になると思いますが、日本は得意の空母小型化の技術とアメリカの戦闘機との組み合わせで小さいが恐ろしい能力を持ったこういう空母をこれからも増やし、世界で最低4位の軍事大国化を目指すことになるのでしょう。
4⃣ 左派政権の末路
以前は日本も左派が政権を取ったりしていましたが、流石にその危険性を多くの国民が思い知ったのだと思います。最初は土井たか子のマドンナ旋風が吹き荒れた村山富市総理の時で1994年4月に自社さ連立政権が誕生した。この時は翌年1995年1月17日に阪神淡路大震災が発生し、内閣は混乱し、村山富市首相は自民党に頭を下げて災害対策を依頼した。全く政権を経験していない政党では大災害に対処する術を知らず、恥を忍んで自民党に任せた村山富市総理は偉かったと思います。そして次に最悪の左派政権になったのが2009年9月16日に誕生した鳩山由紀夫総理で、私は史上最低の総理大臣だったと思っています。特に普天間を最低でも県外と言った無責任な一言は全国民を激怒させました。
要は何の根回しも裏付けもなく自分の希望を言っただけで当然だろうが、たった266日の短命内閣でした。次に総理になった菅直人も最低レベルの総理で、東日本大震災の対応で非難され、452日の短命内閣でした。どうも左派が政権を取ると大災害が起こるようで、もう左派政権はお断りという雰囲気が国民の潜在意識に植え付けられたのかもしれません。その次に総理になったのは同じく左派の野田佳彦総理で一番まともな総理だったと思います。特に私が評価しているのは石原慎太郎東京都知事と結果的に連携した形で尖閣諸島を国有化したことです。それまでは一個人が保有していますから中国に買われる恐れがありましたがその心配がなくなった。野田佳彦の父親は自衛官だった為、理解が深かったのだろう。
野田佳彦は482日総理を務めた後、選挙で負けて第二次安倍政権になった。安倍内閣は今年の11月20日に桂太郎を抜き、日本の憲政史上最長の2887日になる予定だ。日本の国力が弱かった時は短命総理の時で、最低でも3年できれば5年は続けないと日本のリーダーは顔も覚えて貰えない。実際私が上記で評価している総理大臣は多くが5年以上続いている。今も左派の弱さが続いているが、現実路線の中で自民党との違いを示すべきだろう。相手の欠点や問題点を指摘するのは結構だが、きちんと対案を示すべきだろう。対案を示せば自民党に利用されると言っているが、それで日本が良くなれば今度左派政権になった時に強みになるし、国民はしっかり見ていると思う。心の狭い国会議員では見込みがない。
5⃣ 感想
韓国に文在寅大統領が誕生したのは日本にとって幸いなことで、北朝鮮の脅威がすぐそこまで来ていることが鮮明になった。トランプ大統領のお蔭で放置しておけば日本の脅威となる中国の力を削ぐことができそうだ。北朝鮮もアメリカのお蔭で日本を無視できなくなった。安倍総理はアメリカ一辺倒ではなく、中国・ロシアやヨーロッパ各国ともそれなりに関係を築けている。アメリカと険悪なイランとの仲裁を頼まれたようだからもしこれが成功したら日本という国の格が上がるだろう。戦後80年近く一度も戦争に参加していない世界3位の経済大国日本の果たすべき役割は多いと思う。軍事面ではアメリカ・インド・オーストラリア・イギリス等と緊密に連携しており、太平洋・インド洋という大切な海を中国から守っている。
経済面ではアメリカ・中国・東南アジア・インド・ヨーロッパ各国等と良好な関係を築いている。経済面では韓国の先行きは暗そうだが、K-POPの躍進は日本はとても勝てそうもなく、若者同士はいい関係になっているように思う。間違った教育で反日的ではあるが、防弾少年団の勢いは認めざるを得ず、日本のアーティストも負けずに世界に飛び出さなければならない。中国はお互いに無視できない国だから公益重視で付き合うことになるのだろうが、憎まれ役はアメリカが引き受けてくれているから有難い話だ。貿易問題も50年来の懸案で、日本の農業もその間に大きく変貌しているだろうし、国民にとってはむしろ安い牛肉や農産物が入るから嬉しいことだろう。TPP水準までは認めることが必要だと思います。
【その他の情報】
1⃣ 今泉佑唯が遂に映画主演
今泉佑唯が「劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん」の主人公父子の息子アキオの会社の同僚・片岡役6月21日公開、「酔うと化け物になる父がつらい」の主人公田所サキの妹・田所フミ役、「転がるビー玉」の主人公の1人ストリートミュージシャンの恵梨香役として出演する。この映画は3人の主要キャストですから主演の一人でしょうし、何より得意の音楽が披露できるでしょうから本人も喜んでいると思います。センターに立てなくても平手友梨奈で押し通した運営に見切りをつけて飛び出した今泉佑唯の意地を見せて欲しい。舞台熱海殺人事件も見たがよく頑張っていたし、NHKの受信料のCMもやっているし、本当に早めに飛び出して正解でした。推しメンでもある今泉佑唯の達成率をソロなら10%でしたが、3人なので5%上げて15%にします。
※長濱ねるも卒業後はずーみん以上に活躍してくれることを期待しています。
2⃣ 欅坂&STU&日向坂&乃木坂&カラバト等(推しメン中心)スケジュール
05/29(水) 乃木坂46の23枚目シングルSing Out!発売日
06/02(日) 長濱ねる出演のドラマかんざらしに恋してがNHK-BSPで再放送(14時30分~)
06/02(日) 長濱ねるの個別握手会が神奈川パシフィコ横浜で行われる予定
06/02(日) こちら有楽町星空放送局に尾関梨香が欅メンバーを迎えて送る(23時30分~)
06/03(月) 欅坂46/日向坂46の夕方パラダイスに松田好花・富田鈴花が出演(16時40分~)
06/09(日) カラオケバトルコンサート2019in中野サンプラザに堀優衣・佐久間彩加が出演
06/10(月) 欅坂46/日向坂46の夕方パラダイスに欅/日向メンバーが出演(16時40分~)
06/23(日) 長濱ねる西日本最後の個別握手会が京都パルスプラザで行われる予定
06/28(土) BABYMETALライブin横浜アリーナ2days
07/06(土) BABYMETALライブinポートメッセなごや2days
07/14(日) 個別握手会が神奈川パシフィコ横浜で行われ、長濱ねるはこの日で卒業予定
※伊藤かりんも卒業したが、中元日芽香が卒業を発表した時に乃木坂ラッシュという発言をしていました。どうもその時既に十数人の卒業希望者がいて、その後は順番に卒業しているようだ。欅坂46もその内そうなりそうだが、平手友梨奈の卒業が契機になるのだけは間違いないだろう。