Quantcast
Channel: カブログ君の音楽と旅
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1902

日向坂ストーリーⅢひらがなけやきの苦悩

$
0
0

 

 

お披露目のステージを無事に終えた、けやき坂46。しかし、彼女たちの握手会に来てくれるファンはまだ少なく、メンバーは人のいない寂しいレーンを眺めながら握手会の時間を過ごしていた。そんな状況のなか、朗報がもたらされる。初めての単独イベントひらがなおもてなし会の開催が決定したのだ。今までに経験したことのない長時間のレッスンと、アイドルの厳しさに直面しながらも、支え合い連帯感を強めていくメンバーたち。そして2016年10月28日、いよいよイベント開催の日がやって来た。

 

 

ひらがな第一章:https://ameblo.jp/kablogkun/entry-12449697758.html

 

ひらがな第二章:https://ameblo.jp/kablogkun/entry-12451548271.html

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

① 12人のサイレントマジョリティー

 

東京、港区にあるライブハウス赤坂BLITZ。1000人のファンがオールスタンディングでひしめくなか、けやき坂46の12人がステージに姿を現した。イベントは長濱ねるの挨拶で幕を開けた。「本日はお越しいただきありがとうございます。メンバー一同皆さんと会えるのを楽しみにしていました。今日がけやき坂46にとって初めての単独イベントになります。最後までゆっくりと楽しんでいってください」。イベントの前半は、架空の部活の発表会を模した構成になっていた。12人のメンバーがコーラス部、ダンス部、そして司会進行を兼ねた放送部に分かれ、この半月にわたって練習してきたパフォーマンスを披露するのだ。

 

まず、放送部の井口眞緒が「不安しかないですが一生懸命頑張ります」と言いながらも怖いもの知らずのトークを展開し、会場を温めていく。佐々木美玲、潮紗理菜をはじめとする6人のメンバーが所属するコーラス部は、ひらがなけやきやサイレントマジョリティーをアカペラで披露した。レッスン期間中は、メンバー間で「歌がうまくもない私たちが伴奏もなしで歌ったら、絶対シラけちゃう」などと不安を口にしていたが、いざステージで歌ってみると、3つのパートに分かれた声が美しいハーモニーを生んでライブ会場を満たした。「人間の声は世界にひとつしかない楽器だから、もっと自信を持って自分の声を響かせてほしい」。

 

レッスンのときに聞かされたスタッフの言葉どおり、この6人でしか生み出せない歌声のバランスを探って練習してきた成果だった。一方、ダンス部は本番直前までかなり追い詰められていた。今までやったことのない難しい振り付けをこなしながら、ソロパートでそれぞれの特技も披露しなければならなかったのだ。その特技も、影山優佳によるサッカーボールのリフティングや、東村芽依によるマーチング用ライフルのトス&キャッチなど、ミスする可能性も十分あるものばかりだった。事実、本番前のリハでは全員が成功したことは一度もなかった。だが、本番では誰も失敗することなくステージをやり遂げた。続く演劇部のコーナーでは12人全員が即興演劇に挑戦したが、たどたどしくはあっても大きな失敗もなく、これも無事にやり切った。

 

後にライブを重ねていくなかで養われていくけやき坂46の勝負強さや、ステージを前向きに楽しもうとする姿勢が、このイベントの時点で早くも発揮されていた。だが、本当の難関は後半のライブパートだった。ここでは、けやき坂46の初めてのオリジナル曲ひらがなけやきに加え、欅坂46のシングル表題曲であるサイレントマジョリティーと世界には愛しかないをパフォーマンスすることになっていた。テレビの音楽番組でも何度も披露されている欅坂46の曲を歌うことは、メンバーたちにとって大きなプレッシャーだった。何より、21人の欅坂46の曲を12人のけやき坂46が歌い、成立させることはとてつもなくハードルが高いように思えた。「漢字のパロディになっちゃダメなんだ。でも、どうすればお客さんに認めてもらえるんだろう......」。

 

すべての曲でセンターを務めることになっていた長濱ねるは、ずっとこんな不安と闘ってきた。ほかのけやき坂46メンバーたちも同じような気持ちを共有しながらレッスンに臨んでいた。12人用にフォーメーションを組み替えたサイレントマジョリティーは、何度練習しても欅坂46のような力強さが出ず、焦りが募った。そんな彼女たちを助けてくれたのは、欅坂46のメンバーたちだった。レッスンの期間中、欅坂46のダンスリーダー的ポジションの齋藤冬優花らが次々とリハーサル室を訪れ、けやき坂46のメンバーにアドバイスを授けていった。センターの平手友梨奈も仕事の合間に駆けつけ、時間ギリギリまでレッスンに付き合い、自分がステージの上でやっていることを細かく伝えてくれた。

 

その意味で、このイベントはけやき坂46の12人だけのものではなく、欅坂46も含めた周囲の人々と一緒に作り上げてきたものだといえる。そして迎えた本番。けやき坂46のパフォーマンスは技術的には欅坂46に及ばず、迫力に欠けていたかもしれない。だが、顔が引きつるほど必死になって踊る彼女たちの姿は観客の心を打ち、盛大な拍手が送られた。メンバーが最後の挨拶をしてステージからはけた後も、会場では観客によるひらがなコールが起こった。終演後、バックヤードでインタビューを受けた佐々木美玲は、こんなことを言った。「もっともっと成長していきたいです。『すごいじゃん』って思わせたい」。このとき、けやき坂46のメンバーたちは初イベントの成果に手応えを得て、目の前に開けているはずの輝かしい未来に思いをはせていた。

 

 

② 誰よりも高く跳べ!に託されたテーマ

 

この年の11月30日に発売された欅坂46の3rdシングル二人セゾンに、再びけやき坂46の曲がカップリングとして収録されることになった。それがけやき坂46にとって2曲目のオリジナルソング誰よりも高く跳べ!だ。前作のひらがなけやきから一転、ディスコミュージック風のノリのいいサウンドに、自由と希望をたたえるすがすがしい歌詞が乗った会心の一曲だった。さあ前に遠く跳べ!/力の限り脚を上げろ!/追いつけないくらい/大きなジャンプで!/希望の翼は/太陽が照らしてる/信じろよ You can do!/行けるはず You can do!/もう少し...。そして、この曲のダンスの振り付けには明確なテーマが設定された。「ライブに強い振り付けにしよう」。

 

欅坂46に比べて、けやき坂46の世間的な認知度は極端に低い。持ち曲も人数も少ない。もし欅坂46と一緒にライブを行なったら、まったくインパクトを残せないまま終わってしまうだろう。そうならないためにも、1曲で観客を巻き込んで盛り上がれるようなダンスの力が必要だった。そこで、この曲のダンスレッスンはユニークな方法で行なわれることになった。まず6人がパフォーマンス側となり、残りの6人はその向かいに座って観客役を務める。パフォーマンス側は観客を盛り上げるべくライブさながらに踊り、観客側はそれに合わせてコールをしながら、どんなパフォーマンスならば盛り上がれるのか観客の気持ちになって確かめるのだ。そして、サビの部分にはメンバーとファンが一緒にジャンプできるような振り付けも用意されていた。

 

さらに、けやき坂46のオリジナルポーズ、通称ひらがなポーズもこの曲から生まれた。これは、この曲のレッスン中にメンバーが自分たちで考えたポーズだった。今回の曲では、MVも制作されることになった。けやき坂46のメンバーにとって、MV撮影は初めての経験だ。もともと泣き虫の多いグループだが、このときの撮影でも何人ものメンバーが泣いたり落ち込んだりした。例えば、小さい頃からバレエをやっていたこともありダンスが得意だと自負していた佐々木久美は、いざカメラの前で歌いながら踊ると頭が真っ白になってしまい、気づくと泣いていた。ひらがなけやきに続いて長濱ねるとWセンターを務めることになった柿崎芽実も、長濱に比べて振りが体に入っていない自分のふがいなさに腹が立ち、涙をこぼした。

 

一方、ダンスが苦手な井口眞緒は、タイミングがずれて怒られてもいつものことだと思って大して落ち込まなかった。しかし、MVが公開されたときに自分のヘタさを指摘する大量のコメントに触れ、すっかり傷ついてしまった。誰よりも高く跳べ!という曲は、生まれた時点ではまだまだ未完成だったと言える。だが、後にこの曲はけやき坂46の代表曲として成長していくことになる。乃木坂46の3期生との苦い共演

初単独イベントで得た自信と、グループの代表曲。けやき坂46が自分たちの存在をアピールするための武器は、このときすでにそろいつつあった。だが、現実は彼女たちに味方をしてくれなかった。おもてなし会以降、数ヵ月間にわたって彼女たちがスポットライトを浴びることはなかったのだ。

 

その間、欅坂46はNHK紅白歌合戦への初出場も決まり、ますます世間からの注目を集めていた。再び全員選抜を貫いた新曲二人セゾンも、前作から大きく売り上げを伸ばした。片や、けやき坂46は、特に新しい仕事もなく、週末の握手会だけの日々を過ごしていた。結成した頃はメディアの取材も多かったが、この頃にはそれもずいぶん減ってしまった。当時はまだ現役高校生で大阪に住んでいた高瀬愛奈は、自分たちのことを評して「うちらってカップリング握手会アイドルだよね」と言っていた。欅坂46のシングルでカップリング曲を歌わせてもらい、週末に握手会をするだけのグループ。この頃同じように高校や大学に通っていたメンバーは、けやき坂46として活動していた記憶よりも普通の学生として過ごした時間のほうがはるかに長い。

 

そんな自分たちの立場をいやでも認識させられるような出来事もいくつか続いた。12月中旬に放送された音楽特番2016FNS歌謡祭で、けやき坂46は乃木坂46の3期生たちと一緒に歌うことになった。この年の9月にグループに加入した3期生は、キャリアからいえばけやき坂46の後輩に当たり、まだオリジナル曲も持っていない新人だった。この日パフォーマンスをした曲は、乃木坂46の制服のマネキン。長濱ねるがセンターを務め、乃木坂46の3期生たちがその脇を固めるというフォーメーションだった。長濱以外のけやき坂46メンバーはというと、後方の照明も当たらないところで踊っていて、顔がなんとか確認できたのは長濱の後ろに見切れていた佐々木久美と加藤史帆のみ。

 

ネットでは長濱ねると3期生のマネキンという視点で感想が交わされ、けやき坂46メンバーはその存在さえ忘れられたようだった。この状況を見た欅坂46のメンバーが「ひらがなちゃんが全然映ってなくてかわいそう」と気にかけていたと後で聞いて、柿崎芽実は「私たちなんて映らなくて当然なのに、漢字さんは優しいな」と思ったという。後日、メンバーみんなでファミレスに行った際に、加藤史帆が「うちらってこういう運命なのかもしれないね」と言ったときも、周りのメンバーは自嘲気味に笑うしかなかった。年末には欅坂46初ワンマンライブin有明コロシアムが行なわれた。けやき坂46は自分たちの2曲に加え、欅坂46との合同曲W-KEYAKIZAKAの詩を歌っただけで、後はステージ袖で欅坂46の応援をしていた。

 

かつてAKB48のドラフト会議に参加した際、この有明コロシアムのステージに立った影山優佳にとって、再びここで歌うことは運命的に思えた。しかし、ステージ上の自分たちを見る観客の顔に「このコたちは誰?」という疑問が浮かんでいるような気がしてしまい、「私たちは漢字さんのおまけでライブに出してもらってるちっぽけな存在なんだな」と思った。年末の紅白も、けやき坂46のメンバーはみんな自宅のテレビで欅坂46がパフォーマンスする姿を見ていた。もとは欅坂46の選抜メンバーになってシングルの表題曲を歌うことが目標だった齊藤京子は、どんどん開いていく欅坂46との差に「漢字とひらがなのメンバーの入れ替えはもうないんだな。うちらは完全に別グループなんだ」と気づいた。

 

自分たちの存在意義を考えれば考えるほど、よくわからなくなった。「うちらって、いる意味あるのかな。漢字さんだけで成り立ってるなら、ひらがなはいらないじゃん。そのうち、スタッフさんから『君たちを加入させたのは間違いでした。けやき坂46は解散します』って言われてもおかしくないな」。この時期、メンバーたちはよく集まって悩みを語り合った。自分たちが今置かれている状況はどう考えても厳しい。何かしなきゃいけない。でも、その何かできる場所さえも見つからない――。堂々巡りの会話に、メンバーたちは心をすり減らしていった。だが、そんななかで人一倍明るく前向きに振る舞っていたのが、潮紗理菜だった。

 

けやき坂46の初単独イベントひらがなおもてなし会は、メンバーたちの勝負強さとステージを楽しもうとする姿勢、そして欅坂46メンバーの協力もあり、充実したものになった。また、欅坂46の3rdシングル二人セゾンに収録されたけやき坂46の2曲目のオリジナル曲誰よりも高く跳べ!は、後にグループの代表曲にまで成長するポテンシャルを秘めていた。しかし、おもてなし会以後の数ヵ月間、けやき坂46にはほとんど活躍の場が与えられなかった。「私たち、このまま解散するのかな......」。不安を募らせていくメンバーたち。そんななか、いつも明るく振る舞う潮紗理菜の姿があった。

 

 

③ オーディションに合格した者の使命

 

物語は2015年に遡る。この年の大晦日、潮紗理菜は時計の針をにらみながら携帯に文字を打ち込んでいた。その日の23時59分に締め切りを迎えるけやき坂46のオーディションのWeb応募フォームに必要事項を記入していたのだ。毎年家族で見ていたNHK紅白歌合戦も乃木坂46のステージだけ見て、あとは部屋にこもって何度も文章を作り直し、ようやく送信したのは締め切りの数分前だった。彼女がけやき坂46のオーディションを受けようと決めたのは、その前日のことだった。「そんなに乃木坂が好きなら、オーディション受けてみたら?」。潮が大の乃木坂46ファンだということを知っていた親友が、同じ坂道シリーズであるけやき坂46のオーディションを勧めてくれたのだ。

 

潮はグループの結成時からのファンだった。彼女たちの冠番組乃木坂って、どこ?も初回からずっと録画していたし、白石麻衣や西野七瀬の握手会に行ったこともある。ただ、自分がアイドルになれるとは思っていなかった。乃木坂46の2期生や欅坂46のオーディションにも応募しなかった。それが今回に限って親友の勧めで受けてみる気になったのは、ひとえにタイミングの妙だった。この年、高校3年生だった潮は11月には大学の推薦試験に合格して進学を決めていた。小学1年生のときから続けていたクラシックバレエも高3に上がるときにやめていたので、もう大学の入学式までは気楽に過ごせばいいはずだった。しかし、まじめな潮は受験勉強に打ち込む周りの友達を見て「私も何かしなきゃ」と思っていた。

 

そんなときにオーディションを勧めてくれた上に、「写真は今から私の家で撮ってあげる」と言ってくれた親友の優しさに後押しされ、けやき坂46のメンバー募集に応募したのだ。そして、まさか受かるはずがないとは思っていた潮だったが、予想とは裏腹に順調に審査を通過していく。やがて春が来て大学に入学した頃、インターネット上の配信サービスSHOWROOMで候補者による個人配信が行なわれることになった。このとき、娘のことを心配した親からこんなことを言われた。「大学に入ったばかりなのに、ネットで顔を出して落ちたらどうするの。オーディションに落ちたコだって学校に広まったら、新しい友達ができなくなるかもしれないよ」。娘と同様、親も彼女が合格するとは思っていなかった。

 

潮は親の言うとおり顔出しはせずに配信し、続く最終審査にも「これからアイドルになるコを見に行く」つもりで参加した。だが、潮はこの最終審査にも受かってしまう。書類の応募総数から数えると実に倍率1000倍を超える狭き門だった。しかしこの段階で親から強く反対されてしまう。「アイドルになって人前に立ったら、傷つくこともいっぱいあるんだよ。紗理菜には大学を卒業して安定した仕事に就いて、普通の幸せを手に入れてほしい」。親が言うことはもっともだと思った。ここで辞退したほうが自分の人生にとってはいいのかもしれない――。だが、このときの潮にはどうしても親の言うとおりにはできない理由があった。オーディションの途中、彼女はひとりの候補者と仲良くなっていた。ある段階で、自分が審査に通過してこのコが落ちたとき、こんなことを言われた。

 

「絶対にアイドルになって、私の分まで頑張ってね」。実は、このとき潮はひとつ勘違いをしていた。オーディションというものは合格者の数が最初から決まっていると思い込んでいたのだ。つまり、自分が合格した分、誰かが落ちたのだと思っていた。今となっては勘違いだとわかるが、潮はあの仲良くなった女の子やほかの多くの候補者たちに対して責任を感じた。そしてほかの誰でもない自分が受かったことには何か意味があるんだと考えるようになった。「きっとこれは私の運命なんだ。その運命を受け入れて、ほかの子の分まで頑張るのが私のやるべきことなんだ」。そして潮は両親を説得し、けやき坂46のメンバーになったのだった。だが、彼女の親が懸念していたことはすぐに現実になってしまう。

 

 

 

 

※2017/3/21・22にZeppTokyoで行なわれた初単独ライブけやき坂46-1stワンマンライブの模様

 

 

④ 乃木坂46から学んだ笑顔の力

 

最終審査から数日後、新しくけやき坂46のメンバーになった11人の写真が公開された。これは最終審査の日に撮られたもので、髪型もメイクも表情も素人っぽさを感じさせるビジュアルだった。やはりファンの反応が気になってしまい、大学にいるときに携帯で自分の名前を検索した潮は、そこに並んでいた言葉に衝撃を受けた。「なんでアイドルになれたの?」「このコがけやきに入った意味がわからない」「私のほうが向いてる」......etc.なかには、今まで生きてきたなかで言われたことがないようなひどい言葉もあった。後に、中学の頃に仲が良かった友達まで自分のことを悪く言っていることを知った。それからは、地元でも知り合いに会わないように俯いて歩くようになった。彼女自身は、影で悪口を言うという発想さえなかった性格だけに、強いショックを受け、人間不信に陥りかけた。アイドルになってから初めて知る苦しさだった。

 

このままだと自分が壊れる――。スタッフと面談したとき、彼女は泣きながら訴えた。「もうダメです。耐えられません。......辞めさせてください」。それに対してスタッフが答えた。「今の乃木坂のメンバーも、みんな最初はそう言って泣いてた。でも、ひとつだけ言えるのは『あのとき辞めなくてよかった』『続けてよかった』って思える日が絶対に来る。ここで辞めるのは簡単だけど、もう一度戻ってくるのは簡単じゃない。だからもう少しだけ頑張ろう」。根が素直でまじめな潮は、この言葉を聞いて踏みとどまった。ネットを見てもネガティブになってしまうだけなので、自分に関する情報は遠ざけた。しかし、けやき坂46の活動が本格的に始まると潮にもアイドルの楽しさがわかってきた。もともと話好きだったので、インタビューをしてもらったり握手会でファンと話すことがとても楽しく感じた。何より、ダンスはほかでは得られない喜びを与えてくれた。

 

もともとバレエに打ち込んでいた潮は、踊ることが大好きだった。普段はにこにこしているのに曲が流れるとスイッチが入り、クールにも情熱的にも踊ることができる彼女の表現力に、ほかのメンバーはみな感心していた。欅坂46のメンバーを兼任し、平手友梨奈らと一緒にステージに立っていた長濱ねるでさえ、踊っているときの潮の表情の豊かさ、見せ方のうまさには驚かされっぱなしだった。そんな潮だからこそ、けやき坂46だけでステージに立ったひらがなおもてなし会は本当に楽しかったし、これから持ち曲も増えてもっとたくさん踊れると思うとうれしくて仕方がなかった。だが、おもてなし会の後の数ヵ月、けやき坂46にはほとんど活躍の場がなかったのだ。欅坂46と一緒に出た年末のFNS歌謡祭では照明も当たらず、録画した映像を見返しても自分の顔さえ判別できなかったときは、つらくて自分が恥ずかしくなった。

 

「ひらがなってなんなんだろう。私たち、漢字さんと一緒にやらせてもらってる意味あるのかな。もうお払い箱になっちゃうんじゃないかな」。この時期、家にいるときは毎日のように泣いた。一度不安が頭をもたげると涙が止まらなくなり、眠れない夜もあった。だが、潮はほかのメンバーの前では決して涙を見せなかった。「みんな今の状況に不安を感じてる。でも、こんなときこそ誰かが笑顔でいなきゃいけないんだ。泣いてるより笑ってるほうが人を元気づけられるから」。笑顔には人を前向きにさせる力がある。そのことを彼女は乃木坂46から学んだ。どんなときも感謝を忘れずに笑顔で頑張っていれば、きっと誰かがそれを見てくれているということも。ほかのメンバーを鼓舞するように、潮はレッスンでも仕事の現場でも努めて明るく振る舞った。この頃から、業界人の間である評判が交わされるようになった。

 

「ひらがなの子たちは、みんな明るくて積極的だね。一緒に仕事をしていて気持ちがいいよ」。しかし、彼女たちを外からも見れる立場だった長濱ねるなどからすれば、けやき坂46のメンバーはもとから明るいわけでも積極的なわけでもなかった。むしろ泣き虫で根はネガティブな女のコばかりだった。ただ、結果を出すための機会もほとんどなかった彼女たちにとって、無理にでも自分を奮い立たせて目の前の仕事に取り組んでいくことは、活動を続けていくためにできる唯一のことだった。そしてそんなけやき坂46の姿勢を象徴するのが潮紗理菜の生き方だったともいえる。やがて彼女たちに久々のチャンスが巡ってきた。おもてなし会から実に5ヵ月後の2017年3月、けやき坂46だけの単独ライブが行なわれることになったのだ。

 

 

⑤ ふたりきりの秘密特訓

 

ライブのタイトルはけやき坂46-1stワンマンライブ。特技や演技の発表が中心だった前回のおもてなし会とは違い、楽曲披露を軸とする正真正銘の初単独ライブだった。予定されていた楽曲は、欅坂46の曲を含む11曲。なかにはJackson5の名曲ABCといった洋楽もあった。この曲は、子供の頃にジャカルタに住んでいた潮と、台湾に住んでいた佐々木美玲、イギリスに住んでいた高瀬愛奈という3人の帰国子女――通称3人娘が英語で披露することになっていた。もともと世界一周をすることが夢で、けやき坂46のメンバーになってからも海外でのライブを目標に掲げていた潮にとって、待ちに待ったライブで洋楽を歌えることには二重のうれしさがあった。「ひらがなけやきに入ってよかった。辞めないで頑張ってきて本当によかった」。潮はやる気に満ちあふれていた。

 

しかしその一方で、ステージの内容に不安を感じているメンバーもいた。井口眞緒だ。けやき坂46の中でもダンスが最も苦手な彼女が、欅坂46の3rdシングル二人セゾンのソロパートの踊り手に指名されたのだ。本家の欅坂46のステージでは、平手友梨奈が踊っているパートである。バレエとコンテンポラリーダンスを融合させた高度な振り付けに加え、大胆なアドリブまで入れる平手のソロは発表当初から大きな評判を呼んでいた。そんなパートを井口が踊る。「それは冗談ですか?無理です、無理です。だいたい、なんで私なんですか」。スタッフから指名を受けた井口が泣きそうな顔で訴えると、スタッフは「面白いから」というようなことを言った。それを聞いて井口は泣きだしてしまった。

 

ここでもメンバーとスタッフの小さなすれ違いが起きている。このときスタッフは「もとからダンスがうまいメンバーが踊るよりも、ダンスの苦手な井口が一生懸命に練習して踊ったほうが面白いじゃない。その姿が人を感動させるんじゃない」と伝えたつもりだった。しかし、井口の頭の中には「面白い」という言葉だけしか残らなかった。追い詰められてわんわん泣く井口を見て、明るく振る舞ってきた潮も泣いてしまった。自分のことは我慢できても、他人のことになると気持ちが共鳴して抑えられないのだ。そしてここから、井口のための秘密特訓が始まった。早朝にふたりだけで集まり、ステージで踊る曲を何度も何度も練習した。井口から見て潮はすでにこれ以上ないくらい完璧だったが、井口のほうはリズムを取ることさえ苦労するありさまだった。

 

特に、二人セゾンの中で井口が毎回振り付けを忘れてしまうポイントがあった。ここをなんとか間違えずに踊る方法はないか考えた結果、そのポイントに来たときに潮がウインクで合図を送ることにした。そうすると、なぜか井口もスムーズに振り付けを思い出せるのだ。このウインクのおかげで、ライブ本番も井口は振りを間違えずに踊ることができた。これに安心した潮が「もう覚えたから大丈夫だよね?」と言うと、井口はこう答えた。「ううん。これからも紗理菜ちゃんにウインクしてほしいの。踊ってるときに紗理菜ちゃんの顔を見ると、元気が出るの」。このふたりだけの秘密の合図は、今でもステージ上で交わされている。だが、この初単独ライブの裏側では、ほかにもさまざまな問題が起こっていた。

 

初単独イベントひらがなおもてなし会以降、数ヵ月にわたってほとんど活躍の場がなかったけやき坂46。自分たちの未来に光を見いだせなかったメンバーたちは、グループ解散の危機をも感じていた。

そんななか、ZeppTokyoでの初単独ライブの開催が決定する。日程は2017年3月21日、22日の2日間。けやき坂46だけのステージは、おもてなし会から数えて実に5ヵ月ぶりのものだった。メンバーの中には、井口眞緒と潮紗理菜のように独自の秘密特訓を行ないライブに備える者もいた。しかしこの時期、グループはいくつもの不安を抱えていたのだった。

 

 

⑥ 思うように動かない体

 

「私はパフォーマンスをもっと頑張りたい!」。柿崎芽実は目に涙を浮かべながら訴えた。ライブに向けてのリハーサル期間中、スタッフも含めて行なわれた話し合いの場での出来事だった。この頃、メンバーによって活動やライブに対する姿勢の違いが見えるようになっていた。「アイドルは歌やダンスよりも、まず自分をかわいく見せることが重要なんじゃない?」。一部のメンバーが持っていたそんな考えに柿崎ははっきりと反論したのだ。ライブの演出家からも「ショーとして成立させるためには自分がかわいいだけじゃダメで、メンバー同士の助け合いが必要だ」と言われていた。結局、改めてメンバーだけで行った話し合いの場で、個人プレーではなくチームとしてパフォーマンスを頑張ろうという結論に落ち着いた。

 

ただ、大まかな方向性は確認し合ったものの、ではライブをショーとして成立させるためには具体的に何をすればいいのか、まだ経験の浅い彼女たちには見えていなかった。また、初単独ライブにして11曲もの楽曲の披露が予定されていたこともあり、体力面での不安も残していた。小学生の頃から何度もマラソン大会で優勝し、中学の部活でも毎年のように全国大会に出場していた東村芽依でさえ、通しでリハーサルを行なったときは「しんどい、もう無理かも」と思ったほどだった。そしてその不安は的中した。ライブ当日、筋肉痛と疲労感を残したままステージに立ったメンバーたちは、自分の体が思うように動かないことに愕然とした。過去にダンスの経験があり、グループのパフォーマンスの軸にもなっていた佐々木美玲でさえ、本番のステージの上で気持ちばかりを焦らせていた。

 

「これ、ヤバい。このままだと全然力を出しきれないままライブが終わっちゃう」。長濱ねるもほとんどパニックに陥っていた。欅坂46も兼任していた彼女は、この時期、グループの2作目の主演ドラマ残酷な観客達の撮影に入っていた。そのため単独ライブのダンスの振り入れはすべて個別レッスンでカバーするしかなく、ほかのメンバーと初めてリハーサルを行なったのは本番当日のみ。自分の立ち位置をなんとか間違えないように、という意識だけで頭の中がいっぱいだった。ライブに対する経験値の少なさやスケジュール面での苦労。それらが重なって、メンバーたちはステージを楽しむどころではなくなってしまっていた。

 

 

⑦ 失敗を経てわかった自分たちが目指すもの

 

この初単独ライブでは、欅坂46の4thシングル不協和音にカップリングとして収録されているけやき坂46の3曲目のオリジナル曲僕たちは付き合っているも初披露された。僕たちは付き合っていると叫びたくなる/このままずっと秘密にできない/友達にも気づかれないようにするなんて/馬鹿馬鹿しいと思うから/ちゃんとオープンにしようよ/恋愛が始まった頃の胸のときめき、若者の輝くような生命感が詰め込まれた一曲だった。前作の誰よりも高く跳べ!が観客を熱狂させる激しさを持つなら、こちらは自然とほほえませるような温かみがあり、これもまたけやき坂46のライブにおけるキーのひとつになりそうな曲だった。さらに、このライブ中に全国のZeppを巡るツアーの開催が告知された。次の会場のZeppNambaでは、チャレンジ企画としてタップダンスに挑戦することも発表された。

 

これらのサプライズにファンは沸き立った。ただ、前述のようにさまざまな不安を抱えたままステージに立ったメンバーたちは、客席のほうを見る余裕もなく、セットリストどおりにライブを進めることで精いっぱいだった。特にぶっつけ本番でやったMCのできには、ライブ後、演出家からも厳しい意見が飛んだ。「MCはライブを盛り上げていくための階段なのに、その役目を果たしていない。ほかのメンバーが話しているときも、みんな自分が何をしゃべろうか考えてるから、全然話を聞いていない。こんなことじゃお客さんと一体になれないよ」。このときまで、メンバーはただその場で思いついたことをしゃべるのがMCだと思っていた。しかし、MCとはライブの中で大きな区切りの役目を果たし、次の曲に向けて会場の空気をつくっていく重要なものだった。ライブ後、何度も話し合いをするなかで、メンバーたちは徐々にそうした自分たちに足りないものに気づいていった。

 

MCに限らず、客席の反応をよく見て会場の熱を上げるためにパフォーマンスをすることこそが、ショーとして成立させることであり、観客と一体になることだということを初めて理解した。このときから、けやき坂46というチームの目指すものがはっきりした。「お客さんを巻き込んで、一緒に盛り上がる」。初めての単独ライブでの失敗を経て、やっと自分たちのやるべきことが明確になったのだった。あとは体力をつけ、本番までにできる準備をしっかりすることだった。ZeppTokyo公演では満足にリハーサル時間が取れなかった長濱ねるも、次のZeppNamba公演に備えて早々にマネジャーにスケジュール調整を直訴した。今初めて、けやき坂46の12人のメンバーの気持ちがひとつの方向に収斂されようとしていた。だが、この直後にグループ最大の事件が起こってしまう。

 

 

⑧ モニターに映った緊急告知の文字

 

1stワンマンライブから約半月後の2017年4月6日。代々木第一体育館で欅坂46デビュー1周年記念ライブが行なわれた。前年のちょうど同じ日、サイレントマジョリティーでメジャーデビューを飾った欅坂46が、その後1年間で出したシングルの収録曲をすべて披露するという大規模なライブだった。カップリング曲を歌うけやき坂46も、曲数は少ないながら参加することになっていた。この日、高瀬愛奈は本番前のリハーサルのときから不調を感じていた。なぜか目の前のことに集中できず、振り付けや立ち位置もなかなか頭に入ってこない。今ふり返ると、この後何かが起こるという予感がすでにあったのかもしれない。本番前、けやき坂46のメンバーは楽屋で待機する時間も多かった。その待機中、メンバーたちは全員で楽屋を出て広めのスペースに移動した。トロッコに乗って歌う演出の段取りを自主的に確認するためだった。

 

「ここってどうするんだっけ?」「そこはあっちに行って、こう!」なぜかみんながイライラして、空気が悪かった。そんななか、東村芽依はふと脇に置いてあった小さなモニターに目をやった。スタッフが会場内の様子を確認するためのモニターだろう。画面上にはステージでリハーサルを行なう欅坂46のメンバーたちが映っていた。しかし、そのリハーサルが終わると、突然、画面がVTR映像に切り替わった。「緊急告知!」モニターに浮かび上がった文字に目がくぎづけになった。ほかの数人のメンバーもそれに気づき、「ねぇ、ちょっとあれ......」と指さして画面に見入った。続いて、衝撃的な言葉が流れた。「ひらがなけやき増員決定!」「今夏オーディション開催」一瞬、その言葉の意味がわからなかった。メンバーの輪の中から悲鳴のような声が上がったかと思うと、誰かがすぐ目の前にあった衣装部屋に駆け込んでいった。

 

それを見たほかのメンバーたちも次々と後に続いた。何か恐ろしく、不吉なものから身を隠すように、メンバーたちは小さな部屋の中へ吸い込まれていった。実はこのとき流れたVTRは、ライブ本番でサプライズ発表されるはずのものだった。本来、メンバーの目には触れさせてはならないものだったが、映像出しの確認のために流したものが手違いでこのモニターにも送られてしまったのだ。そして、よりによって楽屋で待機しているはずのけやき坂46メンバーたちが、それを見てしまった。けやき坂46が増員する――。それはグループが今の12人のものではなくなってしまうということを意味していた。ZeppTokyo公演をきっかけに何度も会議や反省会をしてやっと気持ちがひとつになったばかりの彼女たちにとって、それはあまりに酷な宣告だった。

 

狭い衣装部屋の中で身を寄せ合ったメンバーたちは、混乱し、声を上げて泣いた。外から人が入ってこれないように、内側から鍵がかけられた。そして佐々木美玲が叫んだ。「もうみんなで辞めよう!」。こんな理不尽な思いをさせられるなら、みんなでグループを辞めてしまおうという意味だった。これを聞いた他のメンバーも泣きじゃくりながらうなづいた。誰かが「今日のライブも出ない」と言った。齊藤京子は、悲しさを通り越して怒っていた。「私はなんのためにやってきたんだ!」。中学生の頃からこの世界を目指して努力を重ねてきた彼女が、今初めて投げやりな気持ちになっていた。12人で悩みながら支え合い頑張ってきたことが認められず、戦力外通告されたのだと思った。巨大な代々木第一体育館の中の小さな一室で、少女たちの感情の嵐が吹き荒れていた。                    (週間プレイボーイ)

 

 

 

 

 

 

 

2⃣ 感想

 

 

この記事を読んで一番印象に残ったのは高瀬愛奈の「うちらってカップリング握手会アイドルだよね」という言葉と、影山優佳の「私たちは漢字さんのおまけでライブに出してもらってるちっぽけな存在なんだな」という言葉です。私もひらがなけやきに対する扱いの酷さに何度も運営批判をしてきましたが、当人達はそれ以上に深刻に考えていたようです。「うちらって、いる意味あるのかな。漢字さんだけで成り立ってるなら、ひらがなはいらないじゃん。私たち、このまま解散するのかな......」とまで思っていたことです。尤も高校生前後の少女にとっては想像を絶する仕打ちだったでしょうし、私なんかに分かる筈もありません。秋元康はこんな感情も楽曲づくりに生かしますからイマニミテイロという楽曲を作ったのでしょう。

 

このイマニミテイロはアンチと呼ばれるファンに向けてだったり、はるか先を行く欅坂46に対してだったのでしょう。Youtube公開が2018年3月ですが、その少し前の2017年冬に今野義男が雑誌で「太陽だった欅坂46が月になり、月だったひらがなけやきが太陽になる」と書いているからです。つまり運営は少し陰りの見え始めた欅坂46に早くも見切りをつけてひらがなけやきを表の顔にすると宣言していたのです。それは運営と秋元康による一部の逆上せ上がった欅坂46ファンに対する警告だったのかもしれません。早くもてちねる後を見据えたビジョンだったのでしょうし、その為の追加メンバー募集だったのでしょう。私ら大人が考えたらどう考えても喜ぶべきことなのになぜトイレに駆け込んだのでしょう。

 

たった12人で秋元系のアイドルグループが輝くはずがなく、20人前後になることはどう考えても歓迎すべき話なのに疑問に感じます。欅坂46にねるが加入した時とは話が全く違います。あの時はねるだけ加入ならそれほど驚かなかったでしょうが、既に20人もいるグループのアンダーグループを作ると言われたからです。まだデビューもしていないグループの下に沢山のアンダーメンバーが加入すると言うことはデビュー曲こそ選抜されるでしょうがその次からは過酷な選抜競争が始まるという事でもあります。乃木坂46を見れば火を見るよりも明らかな話で、メンバーがねるを恨んだのも分かるような気がします。どう考えてもねるが入れば自分が落とされると感じたメンバーは1人や2人ではなかったでしょう。

 

それとは全く意味合いが違うし、斉藤京子も言っているようにもう漢字欅に昇格することは無いんだと思っているのであればひらがなけやきの人数を増やすしかないと考えるのが普通だろう。この記事の全てが正しいとは思わないが、長濱ねる加入の経緯による物語がやがて終わりを告げるからこれからは欅坂46と日向坂46の下克上を美化しながらお涙頂戴の物語にしようと考えたのかもしれません。そしてその次は欅坂46二期生のドラマを紡ぎだすつもりでしょう。そう言えば私が以前批判した3月末で契約が切れる坂道合同オーディション合格メンバーである研究生の処遇の噂が流れています。正式メンバーとして契約して貰えるのは乃木坂46の1名と日向坂46の2名だけだそうで信憑性が高そうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【その他の情報】

 

 

 

1⃣ 欅坂&STU&日向坂&乃木坂&カラバト等(推しメン中心)スケジュール

 

 

04/09(火) NHK総合うたコンに日向坂46が出演(19時57分~20時42分)

04/10(水) 渡邉理佐1st写真集無口inマイアミ米国&バハマが集英社から発売

04/16(火) STU48の船上劇場in広島国際フェリーポート(17時開演~4月24日)

04/16(火) さんま御殿3時間SPに日向坂46の佐々木久美が出演(19時~)

04/16(火) 日本テレビで日向坂46のHINABINGO!の放送開始(1時29分~)

04/18(木) NHK-Eテレの高校講座に柿崎芽実・松田好花がレギュラー出演(14時~14時20分)

04/19(金) 齊藤京子がラーメン女子博in静岡2019のラーメン大使に就任(4月19日~29日)

04/20(土) 欅坂46二期生おもてなし会in丸善インテックアリーナ大阪2dsys(16時~)

04/21(日) NHK-BSプレミアムで日向坂46が出演するUta-tube放送(11時20分~)

04/27(土) 欅坂46二期生おもてなし会in武蔵野の森スポーツプラザ2dsys(16時~)

04/29(月) 長濱ねる千葉最後の個別握手会が千葉幕張メッセで行われる予定

05/00(〇) 伊藤万理華が浜辺美波主演5月公開の映画賭ケグルイに出演

05/09(木) 欅坂46アニバーサリーライブ東京スペシャルin日本武道館3days

05/04(土) 長濱ねる連休最後の個別握手会が神奈川パシフィコ横浜で行われる予定

05/25(土) 今泉佑唯出演の舞台熱海殺人事件がTBSチャンネル1で放送(20時30分~)

05/29(水) 乃木坂46の23枚目シングル発売日

06/02(日) 長濱ねるの個別握手会が神奈川パシフィコ横浜で行われる予定

06/23(日) 長濱ねる西日本最後の個別握手会が京都パルスプラザで行われる予定

06/28(土) BABYMETALライブin横浜アリーナ2days

07/06(土) BABYMETALライブinポートメッセなごや2days

07/14(日) 個別握手会が神奈川パシフィコ横浜で行われ、長濱ねるはこの日で卒業予定

 

 

 

 

 

※4月19日に長濱ねるフォトレポートという雑誌が発売されます。アイドル研究会を名乗っており、出版元は鹿砦社ですが今まで敬遠していて今回初めて買いました。何となく胡散臭かったから買わなかったのですが、ネットで調べたら社長の松岡利康はパチンコ業界・相撲業界・ジャニーズ・宝塚等の暴露本を沢山出版しており、あちこちから訴えられており2005年には逮捕されて実刑を受けたこともあるとんでもない人でした。

 

※でも熊本県出身で同志社大学出身であり、2015年には関西大学非常勤講師も務める等理解不能の人でもある。どうも新左翼を名乗っているようで、秋元康が好きそうな経歴なので秋元グループは別に告発はしていない。最近は殆どが乃木坂46で、欅坂46・平手友梨奈が各2冊、今泉佑唯・長濱ねるが各1冊、その他に6人程度が2冊出ているだけです。入手してから感想を書きますから心配な人はそれまでお待ち頂きたい。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 1902

Trending Articles